2008-01-01から1年間の記事一覧

◆小道具

欧米の映画がめっきりつまらなくなったのにはいくつか理由がある。まず第一に、CGなどの特撮が多くなって、リアリテイに欠けていること。二番目としては、これは主として米画に顕著なことだが、ヒーロー、ヒロインが白黒2本立てであること。この公平さが…

◆鬼が笑う

「来年のことをいうと鬼が笑う」というが、来年9月に5連休があるっての知ってた? 未曾有の金融危機で、その頃の日本はとんでもないことになっているかもしれないし、毎日が日曜日のコチトラにとっては、有り難いというより、むしろ迷惑この上ないわけだが…

◆陰謀

2007年3月のダイア改正から、JR東日本では、新幹線や特急の喫煙車両を全廃したが、同様に、JR北海道やJR九州でも、特急の喫煙車両がほぼなくなった。タクシー禁煙が、急速に進み始めている。2007年5月に、名古屋とその周辺のタクシー8,2…

◆物忘れ

人の名前、商品の名前、映画のタイトル、商品名、会社名、キャラクター名、「固有名詞」は日々、着実に増える。そのくせ、滅多になくなったりはしない。だから必然的に物忘れする度合いも多くなる。どうやら年を取ったことだけが、物忘れの原因ではないのか…

◆高みの見物

冬うららの一日、いくら大好きとはいえ、転た寝ばかりしているのにも飽きが来る。快い暖かさに誘われベランダに出て、日光浴を兼ねながら周囲を見回す。そして、道路を隔てた向こう側で、建築中のワンルームマンション工事の仕上がり振りを眺めるのが習慣と…

◆冬うらら

「冬うらら 小春日和に 篝花」、いずれも冬の季語で、篝花はシクラメンの和名だ。冬の晴れた日を冬日和というが、それが寒中ならば寒日和で、「冬麗」「冬麗か」「冬うらら」は、いずれもその冬晴れの日が、春かとまごうように明るく、暖かく、穏やかなさま…

◆オバカさん

「馬鹿」、さすがの文盲首相でも、このくらいは読めるだろうが、その語源はどうか。諸説ある中で、「鹿を指して馬と為す」の故事が有名だ。鹿を見て「馬」という権力者を恐れ、家来は「馬です」と同調、「鹿」と答えた者は権力者に殺されたという。古来、馬…

◆二日酔い

11日、恒例の「森の歌の会」があった。例年に比べて欠席者が多かったせいで、出席者13名、いつも別室を用意してもらっていたのが、一般室へと変更されてしまった。 年々、出席者が少なくなっていくのは寂しい限りだが、集まってしまえば、そんなのお構い…

◆創作四文字熟語

ほぼ健診だけで雇ってくれた良き時代が「無病即採(そくさい)」なら、今の雇用不安は「家内暗然」だろうか。漢字四つで表す世相。以下、住友生命が募った「創作四字熟語」でこの年を振り返る。借金で消費を重ねたツケだろう。背伸びした米国の住宅ローンは…

◆命名権

今年の赤ちゃん命名で最も多かったのは、女の子が「葵」、男の子は3年連続で「大翔(ひろと)」だったことが調査で分かった。昨年に女の子で147位だった「あおい」も78位に上昇しており、NHK大河ドラマに主演中の宮崎あおいさんの人気が大きく影響…

◆花と木

花と木を追っかけている身として、ふと気になったのは、わが住む江東区の木と花はなんだろうかということだった。インターネットで調べると、木は黒松、花は山茶花だった。サザンカは分かるとして、クロマツが選ばれた理由が分からなかった。区内を歩いてい…

◆乾物屋

きのうの嵐は一時的とはいえ、凄まじさがあったね。一天俄にかき曇りって感じだった。木々は大きく揺れ、落ち葉が道端を埋め尽くした。きょうは朝から晴れ渡っているが、心なしか陽の光は弱々しい。明日から日本列島は寒冷前線に覆われ、典型的な冬型気圧配…

◆リラクゼイション

我が家の風呂は、給湯、追い炊き、湯温調節、入浴剤、ローテーション、掃除など、一応すべてがコチトラの管轄内にある。かくして、A型人間の持つ独特のくだらないこだわりが満ち溢れた快適生活が保たれている。とはいえ、A型人間の持つ、もう一つの欠点も…

◆師走12月

朝早くから朗らかな日差しが家の中に差し込んでいて、小春日和とは思えない暖かい空間が出来ている。さっそく薄着になって日光浴を開始した。だけど、きょうはなんと12月1日だぜ。こんなに暖かくていいんだろうか、ちょっと薄気味悪い気もするね。それにして…

◆歌唱力

最近のテレビを見ていると、圧倒的にクイズ番組が多いね。もともと雑学や漢字には興味があるから、初めのうちは喜んでみていたが、いまじゃすっかり飽きてしまったね。どの番組も同じような趣向で、出てくる面々もほとんど同じ顔ぶれ、知識はあるけれど落ち…

◆いい湯だな

この前、「ドリフのビバノン音頭」で歌われた「登別の湯」について紹介したが、紙面が足りなかったので、いささか物足りない説明で通り過ぎてしまった。登別の湯の他に、草津の湯、白浜の湯、別府の湯があり、歌詞は次の通りになっている。 「湯気が天井から…

◆人工庭園

小春日和の中で、食後の一服をしみじみ味わい、至福の一刻を泪目で味わいながら、ふと思ったことがある。週に1度は訪れる晴海トリトンの人工庭園。ここは他には見られないゆとりと安らぎを与えてくれる場所だ。四季折々の草花が、専属の園芸員によって手厚…

◆ライスカレー

ここんところ、大好きだったカレーライスがちっとも旨くなくなった、っていうより、食べたくないんである。夫婦二人だけの生活になって、わざわざ手間をかけてカレーを作る、余して、翌日も食べるっていうのも味気なくなったし、だからといって、チンすれば…

◆白昼夢

最近、朝晩がめっきり涼しくなってきたせいか、つい出かけるのが億劫になって、昼下がりは、家でうたた寝していることも多い。北側にある玄関の扉を少し開けておくと、大開きした南面との風通しが良くなって、至極快適な気分でまどろんでいる。さて、最近、…

◆超高層ビル

19日のニューヨーク株式市場で、大企業で構成するダウ工業株平均の終値が前日比427.47ドル(5.1%)安の7997.28ドルになり、03年3月末以来5年8カ月ぶりに8000ドルを割り込んだ。値上がりした前日から一転して大幅安。10月27…

◆気になる

穏やかな日が続いているが、これももう少し、週末には本格的な冬将軍の来襲となるようだ。いまの最低気温が13度前後、週末には最高気温が13度、最低気温が5度ぐらいになるという。かなりの落差だけに、寒さが一段と応えそうだが、これが平年並みだとい…

◆シクラメン

我が家のベランダで奇跡が起きた。昨年購入したミニシクラメンが暑かった夏を無事に越して、秋口になると、ドンドンと葉を増やしふくらまし、盛り上がってきたと思うと、白い花芽がアチコチから頭をもたげ、いまじゃ満開となっている。花屋の店頭を飾る室内用…

◆新たな発見

きのうは久し振りの快晴となった。朝から雲一つない天空を、お天道様が堂々と鎮座ましまし、気温も前日より5度も高い19度と10月並みの好天、穏やかな小春日和となった。しかも今夜はなんと満月だそうである。きのうはつくづくお天道様の有難味を思い知らされ…

◆菊いろいろ

聞くは一時の恥」という言葉がある。菊という植物は栽培が大変な上に、種類が多岐にわたっているから、生半可の知識では追いつかない。一時の恥もかきたくないから、専門的知識はほっといて、ただ出来上がりの美しさをひたすら目で鑑賞することに徹している…

◆見る阿呆

例年、11月初旬の3連休に合わせて、臨海副都心で開催されるのが「夜さ来い」だ。むろん、高知のよさこい節をネタにしているわけだけど。戦後、阿波踊りの勢いに押されて、低迷していた「よさこい踊り」だったが、智恵者が出て、北海道の「ソーラン節」と合体…

◆閑中忙あり

睡眠不足を嘆きたくなるのは変わらないけど、それでも、ここ10日ほどは昼飯を食べるやいなや家を飛び出している。秋の日は釣瓶落としというけれど、午後5時前後には辺りが暗くなってくるから、てきめんにデジカメの性能が落ちる。フラッシュ撮影は基本的には…

◆夜更かし

昼間寝て夜中に起きる生活がずっと続いている。北海道旅行で、テレビなどほとんど見ずに、午後10時就寝、午前7時起床なんて生活を体験した。だけど、東京に帰ってきたら、それも元の木阿弥、あっという間にいままで通りの生活に戻ってしまった。しかも、これ…

◆おじぎ

テレビのニュース番組を見ていると、大臣も、役人も、医者も、業者など猫も杓子もが、毎日のように雁首をそろえ、「心よりお詫びします」と頭を下げている。暴言、汚職、医療事故、食品問題、大臣の暴言以外は、国民生活に直結する重大事である。だが、よく…

◆深まる秋

<きょうから11月。冷気が露を結んで凍え、地を白く覆う霜月の始まりである。旧暦だと、きょうは10月(神無月)の4日にあたる。旧暦神無月の別称は小春。ゆく秋は、冬将軍に城を明け渡す前に、明るく穏やかな日差しの小さな春を、この季節に呼び戻す。暗く厳…

◆賽の目

若い頃、昼飯時ともなると、始まるのが「チンチロリン」だった。これで食っている奴もいたから半端じゃあない。さいころを二つ懐に忍ばせておけば、いつでも、どこでも暇つぶしに「チンチロリン」ができた。湯飲み茶碗とさいころがあれば、そく賭博場に早代…