2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

◆サクラ咲く

とうとう聞きたくもない記事が新聞の三面記事を派手に飾り始めた、サクラ咲くと。いつもなら、新聞記事を見る側ではなく、花を写す側にいるだけに、このもどかしさと屈辱感には目を覆いたくなるね。例年ならば、必ずどこかの渦に紛れ込んでいるはずだが、今…

◆九牛の一毛

ガス湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故が相次いで報告されている。CO中毒事故といえば、一昔前は火鉢やコタツの炭、練炭、豆炭が主な原因だった。我が家でもオバアチャンが何度もコタツで倒れていた。コタツには火持ちのいい練炭が入っており、…

◆ざれ言

弱音なんて決して吐きたくないんだけど、ついつい口を出てしまう。今まで、自分にとって一番重要だった天気のいい悪いなんかは、まったくカヤの外。好天に恵まれて、サクラの世界はすぐそこに迫っている。だのに、ただ、指をくわえて眺めざるをえないなんて…

◆突然の中断

パソコンのキーをたたきたい、でもできない。 そぐそばにあるのに、 わずかな決断ができない。それは突然やってきた。 わけの分からない混乱の中、 気がつけば、点滴のくさりに縛り付けられて、 妄想と絶望にさいなまれながら、 数日間も狂気の世界を放浪し…

◆変な名前

日本魚類学会は、「メクラ」や「オシ」など差別的な言葉を含む魚の名前の改名を決めた。泳ぎが不得手で海底をはうように進む姿から名前が付いた「イザリウオ」は、「カエルアンコウ」に、簡単に捕獲できるため「バカジャコ」と呼ばれるキビナゴ属の小魚は、…

腹時計

最近、低血糖になったときは別として、腹時計があまり機能してないようだ。居眠りしているケースも含めて、昼飯の時間にもあまり空腹を感じない。ベランダの外を、若いサラリーマン連れが大声で笑いながら通り過ぎていく声を聞いて、ああ、昼なんだって気が…

◆ノキ弁

各駅停車の列車に乗って、行く先々の駅で、自慢の駅弁を買っては舌鼓をうったなんていうのは、過去の郷愁になってしまったなあ。だいたいが旅に出なくなったから、汽車に乗るなんてことがなくなったし、ローカル線はともかくとして、東京から旅に出るには、…

◆よなべ

<「かあさんの歌」を口ずさんでいたら、♪かあさんがよなべをして、手袋編んでくれた♪のくだりで、聞いていた若いスタッフに、夜鍋ってどんななべですかって聞かれて、思わず言葉に詰まった>。五木寛之の随筆の一節だが、たしかによなべっていう言葉を知ら…

◆桃の節句

きのう、3月3日は桃の節句だった。コチトラは兄弟二人だったし、子供たちも男兄弟だったから、お雛様というものにはとんと縁がなかった。桃の節句になると女の子が着飾っているのをフンって横目で見ていた。旧暦だと1ヶ月前にさかのぼるわけだから、桃の…

◆どうでもいいけど

東京西部から山梨県を走る「西東京バス」には、ちょっと変わった名前のバス停が多い。「夕焼小焼」は、八王子市の中心街から陣場高原に向けて進む途中、恩方地区にある。その由来は、童謡「夕焼け小焼け」を作詞した、中村雨紅の出身地だからだと。奥多摩駅…