2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

◆小春日和

家の中にいると、毎日がぽかぽかと小春日和のような暖かさだが、ちょっと表に出てみると、冬の寒さは驚くほど鋭くて、身を削がれそうな思いがする。ガキの頃、日溜まりを求めて、しもたやの縁側に集まったり、暖を求めて焚き火の傍に群れたりしていたのが懐…

◆面白い駅名

国鉄の時刻表は、子供の頃からの愛読書で、閑さえあれば眺めて時間を過ごしていた。興味は未だにつきず、インターネットを検索しては、難しい駅名や面白い駅名を検索したりして時間をつぶしている。とにかく閑潰しには最適、適当な頭の体操にもなっている。っ…

◆おかあさん

孫ジュリが1歳を迎え、片言をいえるようになり、覚束ないながらも歩き出すようになった。月1ぐらいのペースで息子の家と我が家を行ったり来たりで過ごしている。まだ毛が生えそろっていないから、まるで男の子のよう、孫リコと違って、至って活発、家の中を…

◆痛いよう

イヤー、参った、参った。いつでも、どこでも眠れるのが、しかも、よく効く睡眠薬を飲んでいるのに、あまりの胸の痛さに眠れない。横になってると痛みが激しいので、4時頃に起き出して、朝の明けるのをじっと待つことにしたが、ひっきりなしの痛さに、思わ…

◆覚えている

クリスマス頃になると、町に繰り出すヤソ教のジンタの列、「信じるものは救われる」と歌いながら、こども達がゾロゾロと列の終わりに加わる。教会の中に入って、賛美歌を歌い終わると、お待ちかねのお菓子が配られる。正月になると、近所の天理教で餅撒きが始…

◆エッセンス

小説家の神髄は短編小説にあるというのが、コチトラの持論だ。短い文章の中に、テーマ、起承転結をはっきりさせた内容、歯切れのいい文章、登場人物の魅力、時代背景、季節描写、謎解き、導入部の巧みさと帰結部の余韻。そうしたものをパノラマのように散り…

◆寂しいねえ

70歳近くなった頃は、自分と同じ年頃の有名人の訃報に接すると、我が身に置き換え、とっても嫌な思いをしたもんだった。ところが、いまじゃあ、そんなの当たり前って割り切れるようになり、そうした訃報に接してもあまり驚かず、なんだ、まだ生きていたの…

◆珍名さん2

ここ10年ぐらいになるか、阪神タイガースがドラフト1位で指名した高校生投手、「源五郎丸洋」という名前にはやはり驚きを隠せなかった。こいつものになるんだろうか、って密かに疑っていたが、期待通りまったく大成しないで終わってしまった。期待通りと…

◆珍名さん

思い返してみると、終戦後から2リーグ分裂にかけてのプロ野球過渡期には、けっこう面白い苗字の選手が多かったように記憶している。不思議なもので、これら選手については、苗字から名前までもはっきりと覚えている。珍名さんではないが、フライヤーズの投…

◆ご馳走

豪華な料理を「ご馳走」というが、その意味となったのは、お客様を心の底からもてなすために、馬に乗り走り回って食材を調達したことに由来するという。っていうことは料理は二の次っていうことになるけれど。ま!いいか。都道府県名と同じ苗字は、どこが一…

◆ビオラに乾杯

11月、12月は、店先に春の花の苗がたくさん並ぶ、楽しい時期だ。店頭にビオラやパンジーが並び始めるとそわそわしてしまう。年々苗の品種改良が進み、たくさんの種類の苗が、売り出されるのでどれにしようかといつも悩んでしまう。値段も安いものから高いも…

◆閑だねえ

12月の声を聞いて間もなくのことだったが、しばらくなりをひそめていった持病の一つ、COPDが久し振りに蠢動を始めた。歩いていても足が重く、坂道になると息切れがする。喉はいがいがしているし、気分は胸に重しを載せたような鬱屈感があり、食事も不…

◆やきそば

仲町の露店を冷やかしながら歩いていると、どこからともなく、ソースの焦げた香ばしい匂いが漂って来る。あの鉄板を焦がす匂いをかぐともうたまらなくなるね。露店のやきそばは、まだ熱いうちに、その場で立ち食いしないと妙味がない。具はキャベツだけ、刻…

◆愚民化

暮れから正月にかけて、民放各局のズラリと並んだ低俗番組の数々、例年にましてヒドかった。特番という名前だけは立派だが、その内容たるや、同工異曲の稚拙さの水増しオンパレード、芸のかけらもない芸人と称する連中が画面を闊歩し、まるで幼稚園の学芸会…

◆頌春

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。いつも、もの静かな我が家も この時期になると、 年一回しかない大騒ぎとなる。カオスと混乱、喧噪、乱雑に包まれて、 あっという間に過ぎ去ってしまう。今年は札幌から上京してきた リコ…