2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

◆夏休み

きょうから8月。 長かった梅雨がようやく明けるらしいが、 連日、熱帯日、猛暑日が続いている。夏休み中の子供たち、 その元気な声が聞こえてくる。そうだ、コチトラも夏休みを取ろう。 ってなわけで、コジゼラも この、1ケ月夏休みにすることにした。ぶっ…

◆しにせ

明治30年代、東京の呉服業界は模様合戦にわいた。老舗の三井呉服店(後の三越)は京都に染め工場を構え、復古調の元禄模様に力を入れる。これに対し、より古く平安時代に想を得た御守殿模様で押したのが、創業間もない伊勢屋丹治呉服店だった。伊勢屋は、…

◆ケーワイ

一部の若者が「KY」という略語を使っている。「空気読めない」「空気読め!」を略した言葉だ。例えば「あいつマジKY」と言えば、「あいつ本当に空気読めない奴だな」という意味になる。また「KYキャラ」は「空気が読めない人や性格」という意味。反対語は「…

◆アカシア

雨の歌ってけっこう多いね。歌謡曲の定番、港、涙、恋、別れに次ぐくらいの出番があるようだ。「雨が止んだら お別れしましょう」って菅原洋一が歌い、「雨、雨、降れ、降れ、もっと降れ 私のいい人連れてこい」って八代亜紀が唄い、「小ぬか雨降る 御堂筋 …

◆秘密のアッコチャン

わざわざ遠くに出掛けなくても、自宅界隈には四季折々、色んな花が群生する秘密のアッコチャン的な場所がある。そろそろ、咲き始めるんじゃないかって、期待に胸をときめかせ出掛けるのは嬉しいものである。ところが、ここ数年、乱開発が進んで、そうした秘…

◆院と庁

日本政府の省庁管理体制はどういう組織図になっているのだろうか。例えば省は分かるとしても、内閣府などの府、林野庁などの庁、会計検査院などの院はどういう区別で仕分けされているんだろうか。多分、庁は省の外局、または現業部門、院は独立行政法人とい…

◆ケイタイ

携帯電話のヘビーユーザーの4割強が、携帯をほとんど通話に使っていない実態が、民間研究所の調査で浮かび上がった。携帯サイト経由で調査の結果、9584人の有効回答を得た。約97%はデータ通信の定額サービスに入っており、携帯電話をよく使うヘビー…

◆定礎

最近聞かなくなった言葉に「悪女の深情け」というのがある。悪女がいなくなったのか、そんなことはないね。ただ、ドロドロした情念とか、オドロオドロとした妖しさを持った女性が少なくなったのは事実だね。女性特有の押し付けがましさをソフィストケイトに…

◆カルメ焼き

何度やってもうまくいかなかったのが「カルメ焼き」だった。いわゆる駄菓子だったが、家で簡単に作れるという評判が広まり、道具一式を買い揃え、準備万端を整えて臨むのだが、砂糖の焦げるいい匂いを嗅ぐだけで終わってしまう。口悔しくて口悔しくて、縁日…

◆夏の風物詩

休日になると、窓の下をマイクで案内しながら車がゆっくり通り過ぎる。「開化伝を無料で引き取ります」って聞こえてくる。なんのことやらって思っていたが、「廃家電」といってるらしい。要するに昔でいう屑屋の一種なんだねえ。今じゃあ、ほとんど見かけな…

◆うつ

札幌にいる次男坊からにょうぼに電話があったそうだ。用足しが終わった後、「で、トーチャンはやっぱり北海道に来るのはいやだっていってるの?景色はきれいだし、花も満開。来ちゃえば、きっと感動して駆けずり回ると思うんだけどなあ。それからさ、トーチ…

◆ラオ屋

きのうの続きで、こんな話は自慢もできないが、もう時効だからいいだろう。生涯最長のキセルは東京―京都間を10円の入場券だけで乗車したことだろう。京都駅で待ち合わせた友人から京都駅の入場券を貰い、図々しく降り立ったものだった。当時、駅の外と内は…

◆キセル

金がなかった学生時代はずいぶんむちゃもやった。例えば、高校時代、彼女とデートする金もないから、学校の帰りに日暮里駅で待ち合わせ、カノジョの住む安孫子まで1時間ほどの行程を一緒するのだ。「行きはよいよい帰りは恐い」という喩えがあるけど、その…

◆県境

16日新潟中越地方で発生した大地震は、「2007年中越沖地震」と名付けられた。このように地震が頻発すると、地震名の前に年度を入れるという発想はとてもいい試みだと思う。現実問題として、前回の「能登沖地震」はまだ記憶に新しいとして、その前に起…

◆揺れる

ベランダでにょうぼは立って洗濯物を干しており、コチトラはかがんでゼラチャンの枯葉を取り除いていた。10時半ごろだったか、突然、軽いめまいを感じ、しばらくして再びめまいを覚えた。アッ!やばい、脳震盪をやっちまったなってとっさに思った。にょう…

◆ローライズ・パンツ

きのうの窓の下の続きとなるが、この辺りはかねてより都営団地のメッカだったが、点在していた倉庫跡地に民間のマンションが次々と建てられるようになった。4つの運河に囲まれた都営住宅とコリアタウンって、地味なイメージが強かった町がなんとなく華やい…

◆次男坊

不透明な事務所費用問題で逃げ回る赤城農水相とそれをかばい続ける安倍首相。2人の共通点は、兄貴が政治に興味を示さず、先代の地盤というおこぼれをちゃっかり受け継いだ「二男」ということだ。「原爆しょうがない」発言で止めた久間前防衛相も二男だった…

◆ゼロ地帯

江東区枝川に移ってきてから10数年になる。それまで都内近郊に住んでいたから、川向うに住むなんてことは夢にも思わなかった。こちらを鬼門と思っていたのは、いくら護岸工事が進んでいるとはいえ、戦後、キテイ台風やジェーン台風など大型台風が襲来する…

◆台風4号

梅雨前線が日本上空に停滞しているのに、大型の台風4号が日本に近づいてきた。この台風は沖縄方面を目指して北上し、沖縄辺りで進路を変え、日本列島に沿って九州南部へ上陸しようとしている。天気図を見ていると、台風はまず沖縄本島を襲い、順次、与論島…

◆コメンテーター

いつの頃からか、テレビの司会者がキャスター、解説者がコメンテーターと呼ばれるようになった。ハイカラな名前になった代わりに、鋭い舌峰がどういうわけか影を潜めるようになり、とりわけ、コメンテーターはいないよりましかっていう程度の影の薄い存在に…

◆ずれ

NHKにはめずらしいナンパな番組「サラリーマン・ネオ」が人気らしい。第1クールは終了してしまったが、アンコールの声が多くて、第2クールが再登場した。NHKの番組とはとても思えない、あまりの奇抜さにドギモを抜かれたものだったが、第2クールは…

◆がんばり隊

「どうせ拾った恋だもの」って唄があったけど、ツキで助かった命を大事にしなきゃいけない。って思いつつも、最近の体力の衰えは如何ともしがたいね。アンチエイジングなんて、シャレタ言葉がはやっているけど、そのターゲットは2007問題としてクローズ…

◆スピーカー

「コンサートホールで、勝負してみました。872席対1424席、惜敗です」。「国内最大規模の総客数を誇る、東急文化村オーチャードホールで、アコーステック・ウエーブを鳴らしてみました。1階席は1424席、そのうち前872席までは、立派に音が行…

◆クールビズ

クール・ビズは、夏の間環境省が指導する環境対策などを目的とした衣服の軽装化キャンペーン、または、その方向にそった軽装をいい、小泉政権下の2005年に始められた。「涼しい」や「格好いい」という意味のクールと、仕事や職業の意味を表す「ビジネス」の…

◆ハマの名伯楽

大リーグ・レッドソックスの松坂は3日(日本時間4日)、地元ボストンでの対デビルレイズ戦で先発登板し、8回を無失点に抑え、9奪三振、被安打4と好投し、10勝目を挙げた。日本人投手でメジャー1年目での2けた勝利は、95年の野茂(ドジャース)、…

◆窓の下

鬱陶しい梅雨空が続いていて、出かけるのが億劫になる。こんな状態を「卯の花腐し」(うのはなくだし)っていうらしいが、「こじ腐し」とか「こじ殺し」とか言い換えたくなる心境だね。先日痛めた腰が微妙に疼くのを理由にして、ここしばらくは出かけもせず…

◆ウインブルドン

梅雨も鬱陶しいが、最近のNHK深夜番組の鬱陶しさといったらないね。ウインブルドンでの全英オープンをなんと、NHK総合、BS-1、BS−hiの3チャンネルを放映しているのだ。この時間帯、民放はほとんど見ないから、夜更かし族としては、必然的に見…

◆窓の外

見るからに不吉を思わせる月が南の空から顔を出している。にぶい渋柿色がうすぼんやりと、不気味さを漂わせている。まるで、「あなた達の地球は、かっての鮮やかなマリンブルーがすっかり姿を消してしまい、このような渋柿色をしているよ」って、地球に警告…

◆大国ニッポン

モスクワで29日に開かれた第13回チャイコフスキー国際コンクールのバイオリン部門本選会で、日本の神尾真由子さん(21)が優勝した。4年に1回開催される同コンクールは若手演奏家の登竜門として世界的に知られる。バイオリン部門で日本人が優勝した…

◆スター

一頃、テレビでは「にしきのあきら」がスターなんて敬称をつけられて、ほくそ笑んでいたけど、あんなのは、オレにいわせればスターダストだったね。ほんとのスターっていうのは、やはり、長谷川一夫、片岡千恵蔵、市川歌右衛門だろうか。いずれも小男の割に…