2010-01-01から1年間の記事一覧

◆頌春

明けましておめでとう。 本年もよろしくお願いします。 おかげさまで体調は絶好調、 この調子でこの1年を乗り切るつもりです。大晦日はNHK紅白歌合戦をチラとも見ずに過ごした。 これも通俗的だが、NHK交響楽団の「第9」を見てしまったんである。 いつ…

◆大つもごり

なんにもしないうちに、この1年もあっという間に過ぎていった。 きょうはおおつもごり。 あまり使わない言葉だが、妙に寒々しくて、なんか滑稽味もある。 さすが、夜ともなれば身を刺すような寒風が吹き荒び、 他人事ではない、年末を実感させられるが。だけ…

◆年の暮れ

2010年も終わりに近いというのに、にょうぼの40年来の友人が亡くなった。 にょうぼ、一時は茫然自失の体だったが、訃報を友人達に伝える大事な仕事も残った。 訃報が本人であるという事実は悲しことだが、現実は冷酷なものだ。 一頃は、新聞の訃報欄を見て、…

◆楽興のとき

ショパン生誕100年の今年、世界各地で記念演奏会が開かれている。 記念すべき今年、5年に1回開催されるショパン・コンクールで優勝したのはロシアの女性ピアニスト、ユリアナ・アヴデーエワだった。 女性ピアニストの優勝は、アルゼンチン出身のアルゲ…

◆ある日

今日は清々しい朝で始まった。 まるで早春を思わす爽やかさである。 ベランダを点検すると、 なんと購入したばかりのゼラチャンに虫がついている。 旺盛な食欲で、葉を食い散らしている。 独特の異臭がするゼラチャンだけに、異様な気がしたが、 殺虫剤をタ…

◆ものぐさ

立つているものを横にもしない。 すべてが面倒くさい。 動くのも面倒くさい。 立って歩くのはトイレに行くとき、 上げ膳据え膳で食べる3食の時のみである。毎日好天が続いているけど、 やれ、北風が冷たいの、足が痛いのなどと 難癖を付けて、外に出ない算段…

◆怠け心

透析の医師から、毎日30分程度歩くのが必須条件だと言い渡され、これはこれで、願っても叶ってもない条件だった。透析日は家への往復と散歩など、まさにぴったしかんこんと合致する。だけど、世の中は便利一辺倒になっているから、この好条件でも怠惰に負…

◆氷雨

今日は朝からシトシト氷雨が降っている。 いやあ閑だなあ。ヒマを通り越して、全身がマヒしてしまっている。 斯くなる時は伝家の宝刀、「転た寝」の巻をひもとくしかないんだが、余り使いすぎたので、伝家の宝刀も刃こぼれが目立ち、単なる凡刀に成り下がって…

◆師走

穏やかな小春日和に恵まれて、師走が開いた。師走という語句には何かおぞましい響きがあって、あまり好きじゃないが、今年は違った。今年は猛暑が激しすぎて、這々の体でやり過ごしてきた残滓みたいなものである。新しい月、師走を迎えて以来、皮肉なことに…

◆夜更かし

午前零時を過ぎると、それまでボヤーっとしてたのに、眠気が覚めて、俄然眼光鋭くなる。いままでもずっと体験していたことだが、NFLのシーズンがたけなわを迎えるようになったからである。8時過ぎから横になりながらテレビを見始めるわけだが、民放だと…

◆小春日和

2日ほど冬を思わす寒い日が続いたが、その後穏やかな日和が続いている。気象情報ではさかんに小春日和だと言及しているが、ちょっと違うようだ。薄雲が張り出し、陽の光を遮断する。つまり晴れのち曇りの状態となり、常時強い風が漂流している高層ビル街で…

◆霜消し

いやー、今朝は寒かったね。厳しい残暑が執拗に続いていてうんざりしていたんだが、急に寒くなり、気がつけば今年もあと2ヶ月を切った。11月の異名である「霜月」を考えると、霜が降るくらい寒くなるのは当然だろうが、人間ってほんと勝手なもんで、こう…

◆新宿御苑

菊花展を見に、日比谷公園と新宿御苑へ行って来た。日比谷公園はコンテストを兼ねているのだが、花につけられた賞状が邪魔で、撮影に大きな邪魔となる。詳しい説明に欠けているので、いつも不得要領のまま回ってくる。少なくても大きな賞である総理大臣賞や…

秋晴れ

北海道や東北地方は猛烈な風が吹き荒れ、冬の台風を思わせる寒さだそうだ。一方、関東地方は、若干風はあるものの、朝から晴れ渡っている。秋の好天の代名詞のように使われるのが、「天高く馬肥える秋」という言葉だが、春の好天を称える幾つもの言葉と比べ…

◆早慶戦

11月3日文化の日、超満員にふくれあがった神宮球場は異常な興奮に包まれていた。50年ぶりとなった早慶戦による優勝決定戦が行われたからだ。早大のエース、斉藤の好投で、大差の楽勝と思われた8回裏、慶応の猛反撃により、一時は3点差に詰め寄られた…

◆文化の日

さすがに文化の日だね。 朝から雲一つない好天が広がっている。 とはいえ、太陽はまだ高く、 ベランダ越しに差し込んでくる日差しは部屋一杯というわけに行かず、 転た寝には若干不満がある状態だ。まだ秋色ということなのだろうか。 しばらくサボっているう…

◆木枯らし

日本列島は28日、北・東日本中心に今秋一番の冷え込みとなった所があった。朝の最低気温は、北海道別海町で氷点下6・1度、栃木県那須町でも同1・2度など、10月としては観測史上最低を記録した。朝の最低気温は、北海道中標津町の氷点下4・8度、標…

◆土曜日

土曜日の昼下がり、といっても4時前後となるけれど、透析が終わって、B級グルメも楽しまず、ゆっくり歩いて家に帰る。窓を大きく開いて、まずは一服しながら、漠然と外を眺める。ボサーットしてなにも考えない、なにも思わない、まさに空白の時間である。…

◆どうでもいいこと

この春、ベルリン・フィルのコンサートマスターに抜擢された樫本大進が、里帰りして、ピアノの小菅優らとブラームスのピアノ4重奏曲を演奏した。通常室内楽なんて、まだるっこくて、タダでさえ眠くなるので、滅多に聞くことあるいは見ることがない。ただ、…

◆宗旨替え

コチトラ、無神論者だが、数々の災厄に遭遇し、この度、過去の過ちを悔いて、新たにキリスト教に入信することになった。アーメン、ラーメン、コンチクショウなんちゃって、それは真っ赤な嘘、実は長い間実行してきたあることを、年齢を考慮して、過激な方法…

◆ヤジ馬

滅多に見ないけれど、偶に見ると国会でのヤジ合戦は凄いものがあるね。議場のアチコチの発せられるヤジは品性下劣なものが多く、これが国民の選良たる国会議員の言辞とはとても思えない。議論で負けそうになると、ヤジで対抗することしかできない、こんな先…

◆ホームグランド

コチトラのホームグランド、木場公園。ここへ来たのは何日ぶり、イヤ何ヶ月ぶりだったろうか。一日おきに透析をやるようになり、そのない日が自由時間となるのだが、初めての重い経験をすることになり、外出にやたらと用心深くなったこともある。だけど、最…

◆土曜日

土曜日の昼下がり、といっても4時前後となるけれど、透析が終わって、B級グルメを楽しんだら、ゆっくり歩いて家に帰る。窓を大きく開いて、まずは一服しながら、漠然と外を眺める。ボサーットしてなにも考えない、なにも思わない、まさに空白の時間である…

◆あの頃

いつの頃かクラシック音楽にのめり込み始めたのは、ドボルザークの「弦楽四重奏アメリカ」を聞いたときだった。室内楽の奥ゆかしさに触れ、病膏肓となり、ベートーベン全集を買い集めたり、バルトークやヤナーチェックまで手を伸ばしたりした。だが次第にこ…

◆座右の書

コチトラ、無神論者だから、バイブルなんて見たことも触ったこともない。ここでいうバイブルとは便宜上の言葉である。池波正太郎の「鬼平犯科帳」はもとより「剣客商売」「藤枝梅安」の各シリーズを、折に触れ読み返しているが、そのたんびに新鮮な感動を受…

◆長恨歌

早くも10月を迎えた。きょうも朝から肌寒い。秋本番なんだから、涼しくて当たり「前田のクラッカー」、寒いと感じるなんてまさに異常と言える。それっていうのも、7月から9月中旬まで猛暑、真夏日、熱帯夜と、連日に渡って続き、人間の脳と身体の細胞に…

◆身近な風景

4階でエレベーターを降り、通路を歩き始めると、完成すれば634mになる建設中のテレビタワー「東京スカイツリー」が見えてくる。幾つかの建物越しではあるが、よく見える。見るたんびに少しずつ高くなっているのが分かる。いつも持ち歩いているカメラを…

◆食べたい

現行の内閣を見ていると、これからドンドン老人いじめが強くなり、また都知事が替わったりすると、いま味わっている老人天国はもろくも崩壊するかも知れない。だけど、これまでの恩恵を思うと、あとは死ぬだけの人生だから、甘んじて受ける気持ちになっている…

◆策略

プロ野球シーズンも公式戦が終わりに近づき、巨人・阪神の優勝争いを、まるで蚊帳の外にいるような、そしらぬ顔をして傍観していたのが、策士落合監督率いる中日ドラゴンスであった。目立たぬように勝ち星を稼ぎ、気がつけばいつの間にか首位に躍り出てしまっ…

◆重厚長大

余りにも猛烈な暑さに辟易していた毎日だが、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」という喩え通り、どうも人間にとっては「忘却とは忘れ去るものである」ようだ。爽やかな秋を一気に通り過ぎて、いま、11月中旬の気候だそうである。涼しさを通り抜けて寒さを急に…