2006-01-01から1年間の記事一覧

納豆

納豆は体にいいからって、比較的食卓に乗ることも多いが、はっきりいってまずい。だからといって、嫌いというわけでもない。納豆単体では絶対食べられないだけだ。必ず生タマゴか大根オロシなど、液体を伴うものとシンクロさせて、のどの奥に流し込んでいる…

こぶくろ

やけに背の高いのとハンサムな若者による、デュオ「コブクロ」の歌が若者たちの支持を受けているらしい。「小袋」だなんて、なんともショッキングな命名だが、聞いてみれば、二人の名前、小渕と黒田の頭文字をとっただけらしい。もっとも本人たちは小袋って…

鈴木さん

30万種類とも言われている日本人の名字。おなじみの順番に佐藤、鈴木、高橋・・・と並ぶ。1位の佐藤さんは日本全国にまんべんなくいるが、2位の鈴木さんはある地域に突出しているという。その地域とは静岡県、中でも、特に鈴木姓が多く住むのは浜松市だ…

なるほどね

モーツァルト生誕250年ということで、今年は春からずっと癒しの音楽が巷に溢れ、いささか食傷気味だった。NHK音楽祭も「体感!モーツァルト」というテーマを掲げたが、巨匠アーノンクール指揮ウイーン・フィルによる交響曲39,40、41番で締めく…

おのまとべ

先日、日本テレビ系列の番組「世界一受けたい授業」で、オノマトベについての話題を取り上げていた。「オノマトべ」とは「ピチャピチャ」、「ザブザブ」、「ビショビショ」などの擬音語、擬態語のことをいいい、漫画表現の中では、いわゆる「描き文字」を指…

外来語の意味

ガイアは地球、チャイナは陶器、ジャパンは漆器、バロックは歪んだ真珠、アバランチは雪崩、バスタードは私生児、ハーレークインは道化師、アーモンドは子宮、オーベルジーヌは茄子、アルデンテは歯応え、パエリアは雑炊、アルゴリズムは問題を解くための手…

右顧左眄

4文字熟語は得意中の得意分野なんだけど、最近、ふと頭に浮かぶ言葉といえば、「琴瑟相和」、「偕老同穴」、「比翼連理」、「呉越同舟」など夫婦に関する熟語、「一陽来復」、「明鏡止水」、「羽化登仙」、「一瀉千里」、「風流三昧」、「一汁一菜」など、…

「浅草サンバカーニバル」、「スーパーよさこい」、バックに流れる音楽が「サンバ」、「よさこい」、そして、着ている衣装が洋風と和風の違いこそあれ、チームを組んだ男女たちが一糸乱れず颯爽と、踊りまくる姿にはまったく変わりない。洋の東西を問わず、…

バイラルアド

インターネットの世界でウイルス(virus)と言えば、コンピューターに感染して勝手な表示をしたり、データを破壊する悪質なプログラムを言う。だが、同じ語源のバイラル(viral)となると、今、最も注目の広告手法となる。口コミをフルに活用するものだ。「…

負担増

折角手に入れたシルバーパスも課税対象になったとたん優遇措置がなくなってしまいそうだ。1000円のシルバーパスが9月からは経過措置で10、500円、来年から1年21,000円となる。都では対策を講じているようだが、未だにはっきりしていない。…

コンビ

お笑いの吉本興業の営業政策で、とりわけ目立つのは売れない芸人をくっつけて、漫才コンビに仕立て上げ、次々と芸能界に送り出すことだ。折からの第3回漫才ブームのさ中、売れっ子になって厖大なギャラを稼ぐ成功者が出る反面、たちまち消えてしまう連中も…

雨上がりの午後、ジメジメとした小石川植物園の森を散策した。新鮮なオゾンが溢れており、ジュータンのように広がった、濡れそぼった落葉のしとねを踏みしめながら歩いていると、生き返ったような気持ちになる。だが、その思いもたちまち破られてしまった。…

神田界隈

千代田区の神田界隈はよく散策する界隈だが、いつも気になっていることがある。戦後の町名変更で、いたるところが味気ない町名に変更されてしまったのに、この神田界隈の一部には、昔ながらの町名が残っている。地図を見てみると分かるように、旧神田区の大…

マクロビ

余った牛乳を業界用語では「余剰乳」というらしい。その余剰乳1000トンが廃棄処分されたという記事があった。高カロリーのイメージが強い牛乳は、健康ブーム、ダイエットブームのあおりで、豆乳やミネラルウオーターに押されて消費量が激減している。毎…

老将

民主党新党首に63歳の小沢一郎がなったことで、世代交代が逆流したといわれている。小生意気な若手が理屈ばっかり振り回して、党のイメージを台無しにしてしまった代償でもある。だけど、もともとが「50、60鼻たれ小僧」といわれた政界だから、別に驚…

◆静岡と広島

静岡と広島、この2つからピンと来る人は地元の人か事情通だろうか。食品や日用品などの新製品を全国で発売する前に、消費者の反応等を調べる「テスト販売」がよく行なわれる2県である。静岡や広島は市場の動向や消費者の購買力、その他の統計データが全国…

◆文学賞

イギリスのサンデー・タイム紙が興味深い実験を行った。1970年代にブッカー賞を受賞した小説2編の原稿を入手し、それを合計20の出版社および出版エージェントに送りつけた。戻ってきた返事はすべて、出版をお断りするというものだった。さて、500…

◆セレンディピティ

「セレンデイビティ」とは「当てにしないものを偶然発見する能力」をいうそうだ。セレンディップという国の3人の王子が苦難の旅を続けるうち、幸運に助けられて、求めていたものを見つけ出す。そんなエリザベス・ホッジス原作のおとぎ話がもとになって、い…

文学賞

イギリスのサンデー・タイム紙が興味深い実験を行った。1970年代にブッカー賞を受賞した小説2編の原稿を入手し、それを合計20の出版社および出版エージェントに送りつけた。戻ってきた返事はすべて、出版をお断りするというものだった。さて、500…

お茶をひく

♪ずいずいずっころばし ゴマ味噌ずい 茶壺に追われてトッピンシャン 抜けたらドンドコショ 俵のネズミが米くってチュウ チュウチュウチュウ お父さんが呼んでも お母さんが呼んでも 行きっこなあしよ 井戸のまわりでお茶碗欠いたの だあれ♪なんとも面妖でお…

風のように

あちらで人気の男性オペラ歌手、リチートラがスタンデイング・オベイションに答えて、なん曲目かのリクエストを歌っている。聞きなれた懐かしい歌、メロデイはシッカリ覚えているのに、曲名が分からない。やきもきしながら後半まで聞いていくと、「♪マルタ!…

天声人語

前回、平成の大合併について書いたが、朝日新聞「天声人語」にも同じような観点の記事が載っていた。見落としてしまった部分もあったので、再録しておく。春めく風に誘われて、ふらりと旅に出たくなった。南アルプス(山梨)の、みどり(群馬)が芽吹くころ…

平成の大合併は未だに続いているか、ほぼ大勢は固まったようで、日本の地図帳は大きく変わることになる。都市化が早かった京浜地区や大阪近辺は変動も少ないが、過疎化の進む地方ほど激しく変わっているのが見て取れる。それにしてもものすごい変わりようで…

むべなるかな

郁子(ムベ)という植物は木通(アケビ)と対比されるつる植物だ。アケビは落葉し、果実は開き、山に生えるが、ムベは常緑で、果実はふつう裂けず、主に暖地の海岸林に分布する。果実は同じく食用に。暖地の造園には冬も青々と茂るムベが、おもしろい。「む…

爾系列

印鑑のことをハンコというのは何故なのだろうか。これは「版行」が訛ったもので、浮世絵などを版画に刷る様子と、印鑑を押す仕草が似ていることからきたようだ。印章は中国では臣下が使った印鑑を指し、君子の押す印鑑は璽と呼ばれ区別されていた。戦前、昭…