2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

いいフレーズ

<モルトは深く味を整える。芳醇!清冽!なにも足さない、なにも引かない> (サントリーウイスキー山崎) <恋は遠い日の花火ではない>(サントリー角瓶) <そうだ京都、 いこう><「京」と「水」とでできた「涼」でした>(JR東海) これらは悠揚迫らざ…

あげまん

「あげまん」という言葉、巷の好事家が隠語として使っていた一種の放送禁止用語だったが、伊丹一三監督が1990年に製作発表した5作目の映画題名に使い、一躍表舞台にデビューしてしまった。伊丹監督は社会派監督として次々と快作を発表、「お葬式」、「…

ケロリンとムヒ

銭湯で子供に蹴飛ばしても、腰掛けにされても、ビクともしないケロリン桶は、別名「永久桶」とも呼ばれている。この風呂桶の由来は、東京オリンピックの前年(昭和38年)、衛生上の問題から、銭湯の湯桶が木から合成樹脂に切り替えられる時期に、「湯桶に…

寺の名前

お寺は寛永寺のように「寺」の付くものが多いが、光明院のように「院」が付くものもある。また成田山(新勝寺)のように「山」で呼ばれるところもある。これはお寺の格の違いではなく、お寺の長〜い正式名称に由来するもので、あくまでも「通称名」だ。 お寺の…

日の丸

日本の国旗「日の丸」は賊軍の旗だったという説があるそうだ。明治維新のとき、有栖川親王を盟主にした官軍の錦の御旗は菊の御紋章だった。一方、官軍に最後まで抵抗し、上野の山に立て篭もった、彰義隊の軍旗は日の丸の旗だった。日の丸は江戸幕府、つまり…

真田十勇士

「忍者」と聞くと疾風のごとく駆け、印を結んでドロンと消える、こんなイメージが一般に広まるのは、実は明治時代以降の話らしい。立役者は真田幸村に仕える「真田十勇士」だった。「虎は死して皮を遺し、人は死して名を遺す」、少年向けの読み物「猿飛佐助…

ちろり

<ちろり(銚釐)は、酒の燗をつける銅・真鍮または錫製の金属製の容器。円筒形で注ぎ口と把手がついたもので、酒を暖めるのに用いる。徳川時代以降、ちろりを用い燗をしてから、銚子に移し変えるようになった>と「灘の酒用語集」にはある。してみると時代…

有楽町

数寄屋橋は「君の名は」で一世を風靡し、有楽町そごうは「有楽町であいましょう」って、フランク永井が歌い上げ、一躍デートスポットにのし上がった。 いまやどちらも時代の流れに掉させずに、消え去っていった。 都心にもかかわらず、有楽町周辺ははガード…

粋と野暮

俗に「粋について語るほど野暮なことはない」っていわれるけれど「粋」とはすべての領域にわたって優れたセンスを持っていることで、「野暮」とは洗練されていないことの代名詞だ。 「通」とは最新情報をかき集め知識として持っていること、気障とはどのくら…

スカ

「スカ」って言葉で思いつくものに、どんなものがあるだろうか。 「スカを食う」っていうと、滓を食わされるっていう業界用語が一般にも知れ渡ったようだし、 「スカッとさわやかコカコーラ」は長い間コマーシャルに使われていて、 なんとなくインチキ臭かっ…

双日

双日ホールディングスが再建計画を発表したって記事を読んでいて、あれ、中国の日本進出企業がもう破綻しちまったのかって一瞬錯覚した。 なに、よくよく見てみれば、ニッショウ(日商岩井)とニチメン(日綿実業)が合併してできた弱者連合の大手商社の名前…

猫踏んじゃった

むかしは夕方になると、近所の家からつたない音ながらピアノで爪弾く、「猫踏んじゃった」とか「エリーゼのために」だとかが聞こえてきたもんだったが、最近は団地生活のせいもあるんだろうが、あの懐かしい音に接する機会が少なくなったのは寂しい気がする…

ビール風飲料

近頃、えんどう豆を使ったアルコール風飲料が出回っている。酒税法の規定によると、麦芽を約67%以上含んでいるものをビールといい、それ以下のものを発泡酒と規定している。麦芽が少ないほど税金が少ないって寸法だ。それに目をつけたビール会社が発泡ビ…