2008-01-01から1年間の記事一覧

◆至福の時

今年5月入院したのをきっかけに、2ヶ月ほど禁煙していたが、気がつけば節煙が本格的喫煙となり、たちまち元の木阿弥となってしまった。季節の移り変わりを身に感じ始めた、初秋のある日、タンが喉につかえて苦しむ夢を見た。タンのできる元凶がタバコである…

◆霜降の候

<赤組の先駆けがハナミズキなら、黄組はユリノキだろうか。街路樹の色づきである。ユリの木と書いてみて、カタカナ、ひらがな、漢字が並ぶ珍名に気づく。名前より不思議なのが、シャツのような葉の形だ。半纏木(はんてんぼく)という別名の通り、職人さん…

◆料峭

朝から、霧雨がふんわりと地べたを包んでいる。しとしととむせび泣くような雨の風情っていうのもいいもんだ。久し振りの雨っていうのも気持ちを落ち着かせてくれるね。一雨ごとに秋が深まり、寒さが増すというが、きのうは25度もあった。この時期としては…

◆大波乱

19日京都競馬場で行われた秋華賞で、G1初の1000万馬券が飛び出した。単勝11番人気「ブラックエンブレム」が直線で抜け出し快勝、自身と開業6年目の小島茂之師(40)に待望の ビッグタイトルをもたらした。2着に8番人気「ムードインディゴ」、3…

◆マイクロソフト

毎度感じることだが、エクスプローラーの立ち上がりの遅さにはイライラさせられる。そして、IMEの学習能力の貧困さ、これはまさに犯罪的といえるお粗末さだ。ワード、エクセルの立ち上がりも遅くてしらけてしまうが、それ以上に腹が立つのは、お節介なこ…

◆七五三

今回の旅行で一番大きな目的は孫リコの七五三祝いに参列することだった。そして、嬉しい誤算でもあ今回の北海道ったのだが、はにかみリコがけっこう社交的だったのに驚かされ、その美少女振りに感嘆の声を上げた。さらに七五三で着飾ったビジョビジョぶりを…

◆硫黄泉

コチトラ、いわゆる湯好きで、それも熱い湯じゃないと入った気がしない。いわゆる温泉好きのマニアって数多いが、その手の温泉マニアには絶対なれない。何故なら、総じて温泉はぬるい湯が多い上に、温泉とは硫黄泉に限るという固定観念の持ち主だから、わざわ…

◆秋の雨

羽田空港に着いたら、窓の外は霧雨に煙っていた。モノレールで浜松町に着いたら、沛然たる大雨に変わっていた。慌ててタクシーに飛び乗り、渋滞の中をようやく家に。まずは窓を開け放ち、畳の上に大の字に寝転がって、やれやれ。やはり、旅慣れないものにと…

誠にありがたいことに、来年8月下旬までの都営交通無料パスが更新された。バスと都営地下鉄をうまく組み合わせれば、多少の不便さと乗り換えや待ち時間の煩わしささえ我慢すれば、かなり遠くへ行くことができる。だけど、不思議なことにほとんど利用してい…

◆天高く

ここ数日、雨もよいの日が続いているが、それ以外はいかにも秋らしい好天が続いている。まさに「天高く馬肥ゆる秋」(?)といった感じで、「女心と秋の空」って喩えも、何となく実感できそうだ。そもそも、どうして秋という字が当てられたのだろうか。調べ…

◆とんちんかん

先日、NHKの書評番組で司会者の女性が、この小説は「土壺に嵌っていますね」、ところで自作はって聞くと、作者は詳しくは「語弊がある」のでいえないといい、別の話題でどうも小説を書くのは「間尺に合わない」とぼやいたのであった。女性の口から土壺に…

◆秋の七草

朝晩めっきりと涼しくなってきて、秋の到来を思わせる季節になってきた。夏の間のお天道様は、高みに聳えていて、ギラギラと輝いていたけれど、近頃は午前中は控え目ながらも、家の中に差し込んできて、その日溜まりに身を置きたくなる誘惑を感じさせる。で…

◆丸ノ内界隈

今日は朝から爽やかな快晴だ。なんでも8日ぶりの晴れ間だそうで、久し振りにお天道様に出会った気がする。湿度も低くからっとしていて、いかにも秋深を思わす快適さだ。いまにも雨が落ちてきそうな空模様を気にしながら、丸ノ内界隈をさ迷ってきた2日間が…

◆ありがた迷惑

きょうで9月も終わり、早くも本格的な冬の到来が見え隠れする。先日も書いたように、来年のこの時期は下手すりゃ5連休になるらしい。サラリーマン家庭にとっては驚喜乱舞っていうことになるんだろうが、毎日が日曜日のコチトラにとってはありがた迷惑以外…

◆ややこしい

パソコンで漢字変換するのにローマ字変換を使っている人も多いと思う。かくいうコチトラもその一人だが、旧仮名遣いのひらがな又はカタカナ変換は、たとえば、「あなたを愛します」の「を」はwo、「お小遣い」のづはduと打っているよねえ。そして、小文…

◆ゴシップ

引き続き、ジャイアンツの話。主力投手に続く若手投手陣が不安定そのもの、たまたま、久保裕也、東野峻が好投したけど、まだまだ未知数だ。木佐貫洋なんかエース候補なのに、ちっとも安定しないし、金刃憲人は2年目のジンクスに悩み、西村健太朗は過度の使…

◆屈辱の日々

プロ野球セ・リーグの首位攻防戦、巨人―阪神は21日、東京ドームであり、巨人が9―5で逆転勝ちし、首位阪神に同率で並んだ。巨人は7月8日には首位 の阪神で今季最大となる13ゲーム差をつけられていた。今月11日からの16年ぶりとなる10連勝で、一…

◆商戦

プロ野球セ・リーグの首位攻防戦、巨人―阪神は21日、東京ドームであり、巨人が9―5で逆転勝ちし、首位阪神に同率で並んだ。巨人は7月8日には首位の阪神で今季最大となる13ゲーム差をつけられていた。今月11日からの16年ぶりとなる10連勝で、一…

◆ブーム

いまや、雑学ブーム、漢字ブームは大はやりで、夜の民放チャンネルではどこかのテレビ局で必ず放映している。このジャンルは嫌いな方じゃないから、ほとんど見ているが、漢字にはうるさいコチトラでも、結構分からない、読めない漢字が多く出題される。苦手…

◆カロリー

テンプラのかき揚げというと、近頃ではエビをたっぷりと使うのが流行っているようだが、あれははっきりいって蛇道じゃ。江戸前のかき揚げってやつは、小柱に三つ葉を混ぜたものを熱い油でさっと揚げる。むろん、小柱には東京湾で獲れたアオヤギの柱を使うの…

◆敬老の日

14日は中秋の名月。連日好天気に恵まれ、夜空は深く澄み渡り、中天には真円度にちょっと足りない月が煌々と輝いていた。15日の満月が楽しみだったが、あいにくの曇りで、恥ずかしがり屋のお月さんはついに顔を出さなかった。中秋の名月はまたの名を芋名…

◆おしたじ

江戸時代を舞台にした時代小説を読んでいると、必ずぶち当たる壁が、方角と時刻、そして通貨制度だ。これが慣れないとけっこう面倒なんである。例えば暮れ六つとか、戌亥の方角で火事が発生、立ち食いそばが十六文、飲み屋の支払いを二朱金で払ったとか、生…

◆名門

アメリカには4大学(BIG4)と呼ばれる私立名門校がある。その筆頭はハーバード大学、1636年に創設された、マサチューセッツ州ケンブリッジ市に本部を置く私立名門大学で、アメリカで一番最初に設立された。出身者にはジョン・F・ケネディなど7人…

◆ジンクス

「ジンクス」とは辞書によると、「縁起のよい、または悪い言い伝え、また、縁起をかつぐ対象とする物事」とある。「緒戦は勝てないというジンクスがある」「ジンクスを破る」「二年目のジンクス」などと使うよねえ。さし当たってコチトラのジンクスは、ジュ…

◆読書

北京オリンピックが終わった。開催期間中はずいぶん長いなーと思いつつも、毎晩、深夜3時過ぎまで観戦していた。さて終わってみると、すっかり深夜便のくせがついているから、この空白時間をなんとも持て余す。なら、早く眠ればいいじゃんっていうことにな…

◆間食

5月に入院することになった最大の原因は間食であるという結論が、入院早々病院側の評価となってしまった。点滴注射ですっかり元気になり、普通食を食べられるようになった或る日、5階の売店でおやつ用食材を買い込んできた。いわく、ミルクチョコレート、…

◆認知症か

またぞろ、暑さがぶり返してきた。きのうなんか、お台場で半日、日の下にいたので、汗でぐっしょり、手足の露出している部分は日焼けで、風呂に入ると、ヒリヒリと痛かった。「しまった、遅かりし由良の助となりしか」。いつも4時過ぎには入っている夕刊が…

◆闘病

ゲリラ雷雨のせいか、朝晩めっきりと涼しくなって喜んでいたが、きのうは暑かった。残暑が文字通りぶり返してきて、往生こいたよ。ただ、空気が乾燥していたのが救いだったけどね。それにしても、天気予報はちっとも当たらないし、予報の方向も変わってはき…

◆たそがれ

ヘンリー・フォンダが主演した「黄昏」の原名が思い出せず、ヤキモキしながらインターネット検索をしたんだよ、いやあ、驚いたね。グーグルの5000件を越える「たそがれ」は全部「たそがれ清兵衛」に関する記述だった。あったまにきてヘンリー・フォンダ…

◆いい加減

近頃の天気予報って、まったくいい加減であてにならないねえ。きょうは朝から雨で、一日中降ったり止んだりとの予報だったから、出かけるのを止めにしたら、なんと朝から日が燦々と降り注いでいるじゃあないか。ここんところ間違いだらけなのに、予報官はし…