2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

◆政権交代

政権交代が実現する。民主党の鳩山由紀夫代表を首相とする新政権が誕生し、日本の政治を長期に担当してきた自民党は16年ぶりに下野する。政権選択が問われた衆院選は有権者の一票一票の積み重ねによって、歴史的転換点をもたらした。惨敗を受け、麻生太郎…

◆オノマトペ

ベロンベロンに酔っぱらってしまった。もうグデングデン、足はメロメロ、心臓はドキドキ、息はゼエゼエと上がりっぱなし。歩けばフラフラ、ヨレヨレ、つまずいて、スッテンコロリとひっくり返る。見上げる夜空には星がキラキラ、電柱に寄りかかって、ウツラ…

◆球児たち

今年8月は暑さが鬱陶しいのと、生来の怠け癖がもろに出てしまって、ろくすっぽ表に出なかった。っていうことで、ヒマだから、高校野球中継をいつになく熱心に見てしまった。といえばかっこいいが、ごろ寝して肘枕でテレビを見ているわけだから、快い風など…

◆危機一髪

第91回全国高校野球選手権大会は24日、阪神甲子園球場で決勝があり、中京大中京(愛知)が10―9で日本文理(新潟)を下し、66年の48回大会以来、43年ぶり7度目の優勝を果たした。7度の全国制覇は史上最多。中京大中京は6回、打者11人を送る…

◆鬱陶しい

今年、関東地方は一部を除いて、空梅雨だったから、あまり鬱陶しい思いをしないで済んだ。梅雨のジメジメとした鬱陶しさは、ほんと憂鬱になるもんね。日刊ゲンダイだったか、未曾有の大雨に見舞われて大きな被害の出た、山口県、九州北部、関東では唯一竜巻…

◆恋の片道切符

「カチカチカチン」駅員がリズムカルに刻むキップ切りのハサミ(改鋏)の音がする。それに誘われて乗客たちが改札口に吸い込まれていく。自動改札機が珍しかった70年頃、駅ではそんな光景が一般的だった。西部劇のガンマンよとしく、指にかけたハサミをグ…

◆いらいら

「朝晩めっきり涼しくなりまして」なんていうと、秋の到来を告げる時候の挨拶だ。だけど、今年の夏は確かにおかしい。家の中にいると、涼風が爽やかに家ん中を駆け抜けていき、転た寝をする身にとってはまるで天国の風を思わせる。当然のことながら、エアコ…

◆東京無情

難読漢字といえば、まさに北海道や東北、山陰など地方の独壇場みたいに思えるが、どっこい東京だって決して捨てたものではない。確かに人口が多いせいか、地方では絶対難読漢字の思われるだろう地名や駅名がポピュラーになってしまって、都民は容易に読める…

◆小町娘

豊洲ララポートはおよそ年寄りには縁がないようなショップが多くて、2階にあるユニクロへ行く以外は、ほとんど通り抜けるだけって感じになる。大いなる期待を抱かせた紀伊国屋書店も器が大きすぎて、お目当ての本に行き着くまで、えらい苦労を強いられるし…

◆だるま

♪ドンドンディドン シュビダデンーー。渋いスキャットと黒いボトル。カラーンというオンザロックの氷の音。サントリーの垢抜けたCMを見ながら、あのダルマが毎日飲めたらいいなあ、って思っていたなあ。あの頃は。トリスバーは一世代上の人たちの世界だっ…

◆疲れ目

最近、寝しなになると、目元がショボショボして、強い眼精疲労を覚えるようになった。家の中で過ごすときには、テレビを見るとき、パソコンの画面を見るとき、新聞や本を読むとき、イチイチ眼鏡を取り替えないとよく見えないのだ。いままでは遠近両用メガネ一…

◆ジェノサイト

空梅雨とはいえ、梅雨が上がり、すっかりなりを潜めていたお天道さんが久し振りに大張り切りで地球を睥睨し、立ち尽くしている。あの神秘的な天体ショーを見せてくれた神妙な姿とはガラリと変わり、怒り狂っているようだ。と思っていたら、たったの一日天下…

◆華火

今晩は毎年楽しみにしていた東京湾大華火大会がある。隣接地域の晴海で行われるため、さすがに仕掛け花火は無理だけども、低くゴチャゴチャと上がる賑やかなスターマインは見えるし、なにより夜空に大きく炸裂する1尺5寸玉の華やかな彩りは夏の夜の一大風…

◆造語

最近新聞紙上を賑わせている言葉に「婚活」という造語がある。「離活」「戦国萌え」という言葉も頻繁に出始めた。「アラサー」「アラフォー」「アラカン」などという造語に比べると、短絡的でそれだけ切実感を感じる言葉だ。「アラカン」を別とすれば、すべ…

◆はなの詩

いつだったか、コジゼラで、チョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」の出だしを<♪コブシ咲く あなたは帰らない♪>と書いたようだが、これは大きな間違い。正しくは<♪ツバキ咲く あなたは帰らない♪>だった。コブシ咲くは、あの国民的歌謡曲、千昌夫の「北国の…

◆葉月8月

いいことか悪いことか分からないし、また自慢するようなことでもないが、なんと、今年の7月は義母の49日法要出席を除くと、枝川、豊洲から外へは一度も足を伸ばしていなかった。こんなことも珍しいが、体調が不安定だった上に、天候が不順だったことも大…