2009-01-01から1年間の記事一覧

◆オノマトペ

ベロンベロンに酔っぱらってしまった。もうグデングデン、足はメロメロ、心臓はドキドキ、息はゼエゼエと上がりっぱなし。歩けばフラフラ、ヨレヨレ、つまずいて、スッテンコロリとひっくり返る。見上げる夜空には星がキラキラ、電柱に寄りかかって、ウツラ…

◆球児たち

今年8月は暑さが鬱陶しいのと、生来の怠け癖がもろに出てしまって、ろくすっぽ表に出なかった。っていうことで、ヒマだから、高校野球中継をいつになく熱心に見てしまった。といえばかっこいいが、ごろ寝して肘枕でテレビを見ているわけだから、快い風など…

◆危機一髪

第91回全国高校野球選手権大会は24日、阪神甲子園球場で決勝があり、中京大中京(愛知)が10―9で日本文理(新潟)を下し、66年の48回大会以来、43年ぶり7度目の優勝を果たした。7度の全国制覇は史上最多。中京大中京は6回、打者11人を送る…

◆鬱陶しい

今年、関東地方は一部を除いて、空梅雨だったから、あまり鬱陶しい思いをしないで済んだ。梅雨のジメジメとした鬱陶しさは、ほんと憂鬱になるもんね。日刊ゲンダイだったか、未曾有の大雨に見舞われて大きな被害の出た、山口県、九州北部、関東では唯一竜巻…

◆恋の片道切符

「カチカチカチン」駅員がリズムカルに刻むキップ切りのハサミ(改鋏)の音がする。それに誘われて乗客たちが改札口に吸い込まれていく。自動改札機が珍しかった70年頃、駅ではそんな光景が一般的だった。西部劇のガンマンよとしく、指にかけたハサミをグ…

◆いらいら

「朝晩めっきり涼しくなりまして」なんていうと、秋の到来を告げる時候の挨拶だ。だけど、今年の夏は確かにおかしい。家の中にいると、涼風が爽やかに家ん中を駆け抜けていき、転た寝をする身にとってはまるで天国の風を思わせる。当然のことながら、エアコ…

◆東京無情

難読漢字といえば、まさに北海道や東北、山陰など地方の独壇場みたいに思えるが、どっこい東京だって決して捨てたものではない。確かに人口が多いせいか、地方では絶対難読漢字の思われるだろう地名や駅名がポピュラーになってしまって、都民は容易に読める…

◆小町娘

豊洲ララポートはおよそ年寄りには縁がないようなショップが多くて、2階にあるユニクロへ行く以外は、ほとんど通り抜けるだけって感じになる。大いなる期待を抱かせた紀伊国屋書店も器が大きすぎて、お目当ての本に行き着くまで、えらい苦労を強いられるし…

◆だるま

♪ドンドンディドン シュビダデンーー。渋いスキャットと黒いボトル。カラーンというオンザロックの氷の音。サントリーの垢抜けたCMを見ながら、あのダルマが毎日飲めたらいいなあ、って思っていたなあ。あの頃は。トリスバーは一世代上の人たちの世界だっ…

◆疲れ目

最近、寝しなになると、目元がショボショボして、強い眼精疲労を覚えるようになった。家の中で過ごすときには、テレビを見るとき、パソコンの画面を見るとき、新聞や本を読むとき、イチイチ眼鏡を取り替えないとよく見えないのだ。いままでは遠近両用メガネ一…

◆ジェノサイト

空梅雨とはいえ、梅雨が上がり、すっかりなりを潜めていたお天道さんが久し振りに大張り切りで地球を睥睨し、立ち尽くしている。あの神秘的な天体ショーを見せてくれた神妙な姿とはガラリと変わり、怒り狂っているようだ。と思っていたら、たったの一日天下…

◆華火

今晩は毎年楽しみにしていた東京湾大華火大会がある。隣接地域の晴海で行われるため、さすがに仕掛け花火は無理だけども、低くゴチャゴチャと上がる賑やかなスターマインは見えるし、なにより夜空に大きく炸裂する1尺5寸玉の華やかな彩りは夏の夜の一大風…

◆造語

最近新聞紙上を賑わせている言葉に「婚活」という造語がある。「離活」「戦国萌え」という言葉も頻繁に出始めた。「アラサー」「アラフォー」「アラカン」などという造語に比べると、短絡的でそれだけ切実感を感じる言葉だ。「アラカン」を別とすれば、すべ…

◆はなの詩

いつだったか、コジゼラで、チョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」の出だしを<♪コブシ咲く あなたは帰らない♪>と書いたようだが、これは大きな間違い。正しくは<♪ツバキ咲く あなたは帰らない♪>だった。コブシ咲くは、あの国民的歌謡曲、千昌夫の「北国の…

◆葉月8月

いいことか悪いことか分からないし、また自慢するようなことでもないが、なんと、今年の7月は義母の49日法要出席を除くと、枝川、豊洲から外へは一度も足を伸ばしていなかった。こんなことも珍しいが、体調が不安定だった上に、天候が不順だったことも大…

◆長雨

さだまさしの歌に「雨宿り」という曲がある。「♪それはまだ 私が神様を信じなかった頃 9月のとある木曜日に雨が降りまして こんな日に素敵な彼が現れないかと 思ったところへあなたが雨やどり♪」。この言葉には「突然の雨に降られて困る」というニュアンス…

◆湿絶

戻り梅雨か暴れ梅雨か。梅雨明け宣言後も湿る関東地方と、梅雨前線の居残りによる大雨被害が連発している中国・九州地方。湿絶とか人参雲、不可思議な気象用語と記録的な豪雨との落差が腑に落ちない(朝日新聞・素粒子より)湿った空気が太平洋高気圧を回り…

◆ブランド

ウインブルドン男子決勝戦で熱闘を演じたフェデラーとロディック、その服装に目をやると、王者フェデラーは上から下まで「ナイキ」、しかも鉢巻とシューズはゴールド、いまやスポーツ衣料業界を席巻している米国発の多国籍企業だ。おそらくフェデラーは、動…

◆不正採取

富士山北麓の青木ケ原樹海から国の天然記念物の溶岩を持ち去ったとして、山梨県警富士吉田署は、文化財保護法と森林法、自然公園法違反の疑いで、静岡県富士宮市宮原の会社員(66歳)を逮捕した。同署の調べによると、この容疑者は6月7日午後1時ごろ、…

◆ゴミ回収車

定点観測の続きになるが、この時間、この道を通る車の主役はゴミ回収車である。 狭い道ながら道路に面して、2棟の都営住宅やマンションのゴミ集積所がある。回収車は大声で叫ぶ誘導員の声を便りに、車をバックで突っ込んだり、切り返したりと忙しく立ち回り…

◆日食

2009年7月22日(水)午前11時前くらいから観測される皆既日食。日本で皆既食が観測されるのは屋久島から奄美大島までの間。全国でも部分食の観測は可能。パキスタンで始まった日食は、時間の経過と共に吐噶喇列島と小笠原諸島の南方を経て太平洋上で終わる。…

◆新盆

今年はにょうぼの母が94歳で大往生を遂げ、つい先だって49日の法要を行ったばかりだ。人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「新盆」というそうで、13日におがらを焚き、故人の霊をお迎えし、盆提灯を取り出し、供養の食べ物を仏壇に並べ、線香…

◆ジジババ

祖父母を「じいじ」「ばあば」と呼ぶ大人が4人に1人いることが、国立国語研究所の調査でわかった。首都圏では40〜50代の女性の半数が使っている。幼い孫などが使う時の優しい語感が受けて、成人の間にも広まっているようだ。国語研は今年3月、全国で…

◆輻射熱

関東地方は13日、太平洋高気圧に覆われて夏本番のような厳しい暑さとなった。最高気温は伊勢崎(群馬)37,2、東京都心33,6度など各地で今年一番となった。尾鷲(三重)では、全国を通じて今年最高の38を記録した。気象庁は14日、関東甲信で梅…

◆熱中症

くれぐれも熱中症には気をつけていたつもりだが、まんまとやられてしまった。義母の49日、菩提寺で納骨式が行われ、親類縁者が見守る中で、僧侶の読経が流れる中、粛々と行われていた。折から、梅雨の合間のカンカン照り、容赦ない熱視線が立ち並んでいた…

◆サザエさん

「サザエさん」といえば、誰もが知ってる国民的長寿アニメ番組。原作は長谷川町子の漫画だが、長谷川さんが亡くなったあともアニメは脈々と放映されている。放映開始が1969年なので、実に40年も続いているわけだ。アニメには声優が欠かせないが、サザ…

◆ベルリン・フィル

世界トップクラスのオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに、ドイツ在住のバイオリニスト樫本大進(30)が就任することが内定した。日本の所属事務所に18日に入った連絡で明らかになった。ベルリン・フィルの日本人コ…

◆定点観測

朝食を済ませると、パソコンをスイッチオンする。ここんところ、オンにしてから、使えるようになるまでかなり時間がかかる。色々、ゴチャゴチャとウイルスソフトが動き回り、画面が現れてパソコン使用可になるまで、5分から10分程度かかってしまう。気の短…

◆熱視線

テニスのウィンブルドン選手権は最終日の5日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第6シードのアンディ・ロディック(米)をフルセットの末、5―7、7―6、7―6、3―6、16―14で退け、2年ぶり6度目の優勝を…

◆ふしぎな日本語

分、城、重、庫、阜、これらの漢字は順番にぶ、き、え、ご、ふと読む。いずれもある意味では平易な読み方で通っているが、二文字を一文字にすると、こういう読み方があったのかと、いまさらながらビックリさせられる。順番に大分、茨城(宮城)、三重、兵庫…