◆疲れ目

盛岡さんさまつり

最近、寝しなになると、目元がショボショボして、強い眼精疲労を覚えるようになった。家の中で過ごすときには、テレビを見るとき、パソコンの画面を見るとき、新聞や本を読むとき、イチイチ眼鏡を取り替えないとよく見えないのだ。いままでは遠近両用メガネ一つあれば用が足りたのに、それでは覚束ない状態なのだ。テレビを見るときは中距離レンズの入ったメガネ、パソコンを見るときは老眼鏡の弱い奴、本や新聞を読むときは強度の老眼鏡といった具合である。

便利この上ない遠近レンズも、すぐに合わなくなってしまうのも頭が痛い。パソコンを眺める時間と本を読む時間が多いから、どちらかというと強度の強いメガネを多用しているせいもあるのだが、とにかく目の芯が何かに刺されたような鈍痛があり、目やにも出てくる。眼科医によると老眼は目の中の水晶体のピントを合わせる調節機能が衰えたものだという。検眼する場合、その人の目から約40CM離れた部分が見えるように調整して老眼鏡の度数を決める。しかし、パソコンを使う場合は目から50−60の距離になり、度数が合わないから目が疲れるという。

老眼鏡を2つ持つのも悪くはないが、最もいいのは近々眼鏡だそうだ。一つの老眼鏡に二つの度数が入っているもので、遠近両用眼鏡とはまったく違う代物だという。パソコン用と新聞用の度数を入れた老眼鏡を作っておくととっても便利だという。近視だった人が老眼になると、遠近両用眼鏡を選ぶが、デスクトップパソコンを使う人は遠近両用以外にした方がいい。遠近両用は手元と遠くは見えても中間が見えにくい。なるほど、パソコンは中間に当たるもんなあ。

以前は老眼鏡を誂えて作っていたが、すぐに度数が進んでしまうので、最近は眼科医からは注意されるけど、百均で度数の違う老眼鏡を何種類も買い換えて、アチコチに置いている。パソコンを見るときと本や新聞を読むときは面倒ながらイチイチ取り替えている。でも、これをやっていると老眼の度数がドンドン進んでしまうのが分かる。そうか、近々眼鏡なんてシャレタ物があったのか、騙されたつもりで作ってみるか。