◆闘病

晴海トリトン

ゲリラ雷雨のせいか、朝晩めっきりと涼しくなって喜んでいたが、きのうは暑かった。残暑が文字通りぶり返してきて、往生こいたよ。ただ、空気が乾燥していたのが救いだったけどね。それにしても、天気予報はちっとも当たらないし、予報の方向も変わってはきたものの、突然発生する雷雨の対策や的確な予報は不可能だっていうし。当たらないけど、確実に雷雨はやってくるね。それも突然、深夜にやってくるんだから始末が悪い。

病とは戦い抜いて勝ち取るものなんだねえ。年を取ったから無理だとか、逃げ道はいくらでもあるけど、結局は病には負けたくないって強い意志がすべてに勝る。むろん優秀な医療スタッフや家族の支えがあって初めて成し遂げられるのだが。コチトラもそうだったが、病人を見舞うのはほんとにしんどいね。気休めをいってもしょうがないし、慰められても本人はちっとも嬉しくないし、弱っている姿を見せたくないし、なによりしゃべるのが鬱陶しいしね。

長い間、原因不明の足の痛みに悩まされていた友人が、ついに優秀な医療スタッフのもとで、手術に挑むことになった。原因不明だった足の痛みは脊椎の損傷によって起こると断定され、難しい手術に臨んだのである。将来必ず狭窄症になるだろうと思われる他の脊柱を開き、狭窄部分を削り、骨盤から上質の骨を移植するという4時間にわたる難手術だったらしい。ほんと、手術が成功したようでよかった、思わずほっとしたよ、他人事では決してないものね。3週間ほどの予後治療があるそうだけど、入院生活って、その気になれば、結構楽しいもんだし、あっという間に過ぎてしまうと思うね。

高校野球部の同期会は2月に1回の割合で行われている。ちょっと多すぎるんじゃないかって、出不精のコチトラはいつも思うんだけど、必ず8名全員が参加するし、うち2名は熱海と茅ケ崎から嬉々として馳せ参じる。また、3名は酒を1滴も飲まないのに、いつも楽しそうだ。初めのうちは自分の健康問題についての話が多いのは当然だが、糖尿病患者が2名、心臓病患者が3名、心臓病の方はいずれも心臓に異物を埋め込んでいるという。でも、みんな達観したように屈託がないのが嬉しいね。話を聞いていてはたと思い当たったことがある。心臓病の3人はいずれも、登山愛好者で、週末には重装備して、高山に登ったり、縦走したりしていたらしい。そうしたハードなツケがたたっているらしいが、後悔はしていないという。