◆ありがた迷惑

サギ?浜離宮

きょうで9月も終わり、早くも本格的な冬の到来が見え隠れする。先日も書いたように、来年のこの時期は下手すりゃ5連休になるらしい。サラリーマン家庭にとっては驚喜乱舞っていうことになるんだろうが、毎日が日曜日のコチトラにとってはありがた迷惑以外の何者でもない。3連休、4連休がやたらと多くなるとホトホト参っちゃうね。平日にいくらでも閑があるんだから、わざわざ人の多くなる日や場所に出かけるわけがない。必然的に家に閉じこもることになるわけで、この鬱屈感が癪の種となる。

日本で3番目に小さくて、東京で一番小さな市といえば狛江市だそうだ。半径2kmの中に市全体がほぼ収まる、面積わずか6,29K平米の大きさ、日本でも珍しい共産党の市長が連続2期務めているのも話題の一つだ。ちなみに日本で一番小さな市は埼玉県蕨市鳩ヶ谷市、また、東京で一番小さな区は台東区で、面積10,08k平米だそうだ。

天気予報で時として「バケツをひっくり返したような雨」という表現がある。これは気象庁認定の表現だそうで、1時間の雨量が30ミリ以上50ミリ未満(非常に強い雨)をいうそうで、具体的には道路が冠水して川のような状態になるという。50ミリ以上80ミリ未満(非常に激しい雨)は「滝のように降る・ゴーゴーと降り注ぐ」、20ミリ以上30ミリ未満(強い雨)は「土砂降り」、10ミリ以上20ミリ未満(やや強い雨)は「ザアザア降り」となる。

お堅い官庁にしてはとってもくだけた表現だが、分かりやすくていいねえ。そんなのありって感じで聞き流していたが、ニュースなんか見ていると、台風13号の進路に当たった地区では、バケツをひっくり返したどころではなく、目の前がまったく見えなくなるような滝のような雨が実際に降っていた。

雨もイヤだが、雷もおっそろいく怖いねえ。「地震・雷・火事・親父」、これは江戸時代から伝わる名文句だが、親父の権威がすっかり落日となってしまったいまでは、かえって息子や娘のほうが恐ろしい時代である。雷といえば、直撃ではない落雷で、屋内の電化製品が故障する被害が増えている。電線や通信線などを伝わって屋内に入る「誘導雷」が原因だが、背景には異常電圧に弱いパソコンやインターネット、半導体で制御されている精密な電化製品の家庭への普及がある。今年の雷の観測日数は都心では過去最多になりそうで、被害防止のための製品の需要が急伸中だそうだ。