◆七五三

七五三・北海道

今回の旅行で一番大きな目的は孫リコの七五三祝いに参列することだった。そして、嬉しい誤算でもあ今回の北海道ったのだが、はにかみリコがけっこう社交的だったのに驚かされ、その美少女振りに感嘆の声を上げた。さらに七五三で着飾ったビジョビジョぶりを見せられて、コチラの顔はもうメロメロ、目はウルウル、心はウキウキ。こうしてリコについて語り出すと、ジジバカを際限なく発揮してしまいそうなので、ここらで止めておくが、リコを中心とした充実した5日間を過ごせたのが何よりも嬉しかったね。

今回の旅は、札幌近郊、留寿都羊蹄山周辺、洞爺湖登別温泉、室蘭、チキュウ岬、トンカリショ、噴火湾など、主として道央南方面へのドライブとなった。6人乗りのワゴン車に大人6人、子供1人、ワンチャン1匹というぎゅうぎゅう詰めの状態で走ったため、かなり窮屈な思いもしたが、天候にも恵まれ、地理に明るい次男坊の運転で、快適な旅だったといえよう。

登別の湯は「8時だよ、全員集合」で使われた「ドリフのビバノン音頭」ですっかり有名になったが、原曲はデューク・エイセスの「いい湯だな」で、歌詞も温泉とも変えられている。
♪ダダンダダンダンダン ダダンダダンダンダン 
いい湯だな いい湯だな 湯気が天井から ポタリと背中へ 
冷てえな 冷てえな ここは北国 登別の湯♪

その他登場する温泉はザ・ドリフターズ版で、草津の湯(草津温泉)、白浜の湯(南紀白浜温泉)、別府の湯(別府温泉)。デューク・エイセス版で草津の湯(草津温泉)、伊香保の湯(伊香保温泉)、 万座の湯(万座温泉)、水上の湯(水上温泉)となっている。後発のドリフ版が全国の温泉なのに対し、デューク版は群馬県ご当地ソングとして作られた。

車で周遊していて、気づいたことは、明治の歴史を残す町名だった。北広島市は、広島から移住した人たちが開いた土地、伊達市は、伊達仙台藩主が、朝命により部下を引き連れて開墾した土地、札幌市白石区は、仙台藩重臣片倉氏が部下とともに入植した場所、羊蹄山の麓にある京極町は京極丸亀藩主が作った牧場地だった。いずれも明治の藩閥政府からオミットされた藩の出身者だ。

洞爺湖が日本で何番目の大きさかが車中で問題となったが、気になるので調べてみた。次のような順番となり、大きく見えた洞爺湖は9番目だった。上位から並べると、琵琶湖(滋賀)、霞ヶ浦(茨城)、サロマ湖(北海道)、猪苗代湖(福島)、中海(鳥取)、屈斜路湖(北海道)、宍道湖(島根)、支笏湖(北海道)、洞爺湖(北海道)、浜名湖(静岡)。