2007-01-01から1年間の記事一覧

◆日本シリーズ

きのうの日曜日は台風一過、見事な秋晴れとなった。上半身裸になって、恵みの秋の陽を身体いっぱいに浴びながら、草花の剪定を行った。剪定といえばかっこいいいが、なに、伸びきった枝や葉っぱを、なんでもかんでも根元から伐採するだけである。丸裸にされ…

◆久しぶり

「雨がシトシト日曜日」、今日は朝からしっとりとした雨が降っている。冬の到来を思わせるような冷たい雨ではなく、なにかほっとさせるような温かみがある。久しぶりの雨というのも、風情があっていいもんだ。今年の冬が寒くなるのか暖冬なのかは、気象庁も…

◆栗名月

夕暮れ前から、東の空に存在感を示していた右舷の月が、中天高く昇ってきた。雲ひとつない空に煌々たる輝きを放っている。今夜は十三夜、いわゆる芋名月だそうだ。昔から旧暦八月十五日の月を「中秋の名月」と呼ぶ。毎年12ないしは13回の満月があるのに…

◆乙な味

毎日穏やかな日が続いており、心身とも癒される気がする。北海道では数々の海鮮物が供されたが、たとえば、生イカ、イトウの刺身、花咲ガニの刺身とボイル、サンマとアジの寿司など、魚好きにはたまらない献立だったが、食欲を欠いた身にとっては、乙な味と…

◆夜景

かねてより熱望していた函館の夜景は想像通りの素晴らしいものだった。山頂から360度展開する壮大さには度肝を抜かれてしまった。ただ、つくづく思い知らされたのは、夜景というものは見るものであって、撮るものではないということだった。いくら性能が…

◆でっかいどー

モノレール浜松町を降り立ったとき、最初に感じたのはじとっとした不快感だった。函館と同じ15度だというのに、空気が湿っているって、こんなに違うものかって改めて感じた。北海道の乾いた空気にはというのは爽快感があった。今度の旅は連日好天に恵まれ…

◆ただいま

やはり、家はいいなあ。今回は十二分に満たされた旅ではあったけど、家に帰ってきて畳の上に大の字に寝転がったとき、つくづくそう思ったね。この寛ぎがなんともいえないんだなあ。出発に先立ち、一種の決意みたいなものがあった。心身ともに衰えている自分…

◆雑文

コチトラが書く雑文といえども、気が向かなくなると、一行たりとも前へ進まなくなる。まるで、手かせでもはめられたように筆が前へと進まない。張り詰めていた筈のアンテナはことごとくしおれてしまって役に立たない。広範囲な知識への興味が失われ、吸収し…

◆寒露

きょうは二十四節気の一つ「寒露」だったそうだ。露を冷たく感じる季節といった意味合いのようだが、言いえて妙がある。ここ数日、雨もよいの日と、20度前後の気温が続き、過ごしやすい気候となった。秋たけなわって感じの気候に、酷暑の痛みもようやく癒…

◆ビー

京都・妙心寺の退蔵院に「瓢鮎図(ひょうねんず)」という絵がある。室町時代のはじめ、山水画の始祖といわれる如拙が、足利将軍の求めに応じて描いたものといわれ、国宝になっている。字づらからはアユの絵と早とちりしそうだが、描かれているのはナマズだ…

◆バロック

「まほろば」は優れてよいこと、「バロック」はゆがんだ真珠、「鯛中鯛」はタイのタイと読む。「阿」はほとり、おかとも読み、「阿る」はおもねると読む、「シバリング」は医学用語、寒さで体が震えること、「とび職」は英語ではスパイダーマン、「弥と航」…

◆こぶくろ

日本でもっとも人気がある男性アーティストは2人組の「コブクロ」だと。こんな調査結果が出てビックリだ。これはオリコンが2万人を超える会員を対象にして実施した「07年好きなアーティストランキング」。トップは宇多田ヒカルで、2位コブクロ、3位ミ…

◆敬老の日

「行ってらっしゃーい」、「お帰りなさーい」って、幼児が声をそろえて叫ぶ、美しい日本語が、何度も快く耳に響いた。振り返ると、子連れの若妻たちが木陰で昼食の宴を開いていた。かたわらには、お約束事の数台のバギー、川面からの快い風が頬をかすめる昼…

◆追憶

秋の気配を感じるようになると、感傷的になる。3年続きになるが、いつも思い出すのが、これらの詩、うた、ウタ。毎年としをとってくるから、詩の言葉に対する反応がかなり違って感じられる。思い出、郷愁といったヴェールに包まれていた言葉の一つ一つが鋭…

◆フェルメールブルー

2007年6月29日、アメリカのFDAは中国産のウナギ、エビ、ナマズの1/4に発ガン物質が検出されたとして輸入方法を変更した。検出された物質のうちニトロフランとマラカイトグリーンは動物実験で発ガン性が確認され、中国でも魚介類への使用が禁止されている物質…

◆一文字

大相撲・平幕と十両を行ったり来たりしている中堅に「十文字」という力士がいるけれど、いい身体をしているのに相撲が下手で、いつも脇役に甘んじているのは情けない。むかし、「柔道一直線」という人気番組があっったが、宙に舞いながらピアノを両足で弾い…

◆悪友2

8月1日に亡くなった作詞家、作家の阿久悠さんを「送る会」が10日、東京都千代田区のホテルで開かれ、ゆかりの約1200人が参列した。祭壇には、今春、CM用に撮り下ろされたという、バーのカウンターでグラス片手に振り返る遺影が飾られた。「また逢…

◆悪友

「北の宿から」「UFO」など戦後歌謡史を彩る多くの名曲を送り出した作詞家・作家の阿久悠が、1日午前5時29分、尿管がんのため東京都内の病院で死去した。70歳だった。哀感あふれる演歌からコミカルなポップスまで幅広く手がけた。「また逢う日まで…

◆アスピリン

アスピリンというと、頭痛、生理痛の解熱鎮痛剤のイメージが強い。っていうより、戦後しばらくは風邪薬として一般家庭に定着していたように思う。風邪にはアスピリン、ちょっとした怪我には赤チン、メンソレータム、下痢には正露丸、咬み刺されにはキンカン…

◆そばえ

おとといの雨は、けっこう凄かったね。東京ではめったにお目にかかれない珍種の雨だった。ああいうのを日照雨っていうんだろう。つまり、「狐の嫁入り」で、遠くに青空が見えているのに、局所的に白々しく激しく降っては止んだ。秋霖のような慕情的なロマン…

◆ひでり

きょうは朝から驟雨が降っている。ピーカン続きの熱暑ばかり味わってきたので、篠付くような雨を見ていると、どこかよその国にいるような、こん心持になる。ヤキが回ってボケちゃったのか、再開した「コジゼラ」は誤字だらけ、見直さないオノレが悪いのは重…

◆猛暑日

ダラダラ梅雨がようやく終わった途端、カンカン照りの毎日が始まった。それにしても暑い。肌をジリジリと焼きつくすような焦熱地獄だ。東京都心では8月に入って、最高気温30度以上の真夏日が続いていて、10日、11日にはついに35度以上の「猛暑日」…

◆9月1日

きょうから9月。ここ2-3日はしみったれた雨が降ったり止んだり、未練ったらしいが。せっかくコジゼラは夏休みを取ったのに、あっという間の1ケ月だったね。おどろおどろした烈暑、猛暑、劇暑に追いまくられ、踏鞴の坩堝に叩き込まれたような毎日だった。…

◆夏休み

きょうから8月。 長かった梅雨がようやく明けるらしいが、 連日、熱帯日、猛暑日が続いている。夏休み中の子供たち、 その元気な声が聞こえてくる。そうだ、コチトラも夏休みを取ろう。 ってなわけで、コジゼラも この、1ケ月夏休みにすることにした。ぶっ…

◆しにせ

明治30年代、東京の呉服業界は模様合戦にわいた。老舗の三井呉服店(後の三越)は京都に染め工場を構え、復古調の元禄模様に力を入れる。これに対し、より古く平安時代に想を得た御守殿模様で押したのが、創業間もない伊勢屋丹治呉服店だった。伊勢屋は、…

◆ケーワイ

一部の若者が「KY」という略語を使っている。「空気読めない」「空気読め!」を略した言葉だ。例えば「あいつマジKY」と言えば、「あいつ本当に空気読めない奴だな」という意味になる。また「KYキャラ」は「空気が読めない人や性格」という意味。反対語は「…

◆アカシア

雨の歌ってけっこう多いね。歌謡曲の定番、港、涙、恋、別れに次ぐくらいの出番があるようだ。「雨が止んだら お別れしましょう」って菅原洋一が歌い、「雨、雨、降れ、降れ、もっと降れ 私のいい人連れてこい」って八代亜紀が唄い、「小ぬか雨降る 御堂筋 …

◆秘密のアッコチャン

わざわざ遠くに出掛けなくても、自宅界隈には四季折々、色んな花が群生する秘密のアッコチャン的な場所がある。そろそろ、咲き始めるんじゃないかって、期待に胸をときめかせ出掛けるのは嬉しいものである。ところが、ここ数年、乱開発が進んで、そうした秘…

◆院と庁

日本政府の省庁管理体制はどういう組織図になっているのだろうか。例えば省は分かるとしても、内閣府などの府、林野庁などの庁、会計検査院などの院はどういう区別で仕分けされているんだろうか。多分、庁は省の外局、または現業部門、院は独立行政法人とい…

◆ケイタイ

携帯電話のヘビーユーザーの4割強が、携帯をほとんど通話に使っていない実態が、民間研究所の調査で浮かび上がった。携帯サイト経由で調査の結果、9584人の有効回答を得た。約97%はデータ通信の定額サービスに入っており、携帯電話をよく使うヘビー…