◆日本シリーズ

五稜郭

きのうの日曜日は台風一過、見事な秋晴れとなった。上半身裸になって、恵みの秋の陽を身体いっぱいに浴びながら、草花の剪定を行った。剪定といえばかっこいいいが、なに、伸びきった枝や葉っぱを、なんでもかんでも根元から伐採するだけである。丸裸にされた草花が恨めしそうに匂いで訴えてくる。

ジャイアンツがあっけなく3連敗してしまい、日本シリーズへの出場権を簡単に手放してしまった。外目で見ると、強力打線と安定した先発投手陣、抑えの切り札と一通り優勝チームにふさわしい陣容を整えていた。だけど、圧倒的に欠けていたのは勝負に対する執念と集中力だった。チームとしての和の結合がなく、チャンスには淡泊、ピンチには浮足立つ、そして、監督の統率力もいまいちだった。日本ハム・ファイターズと中日ドラゴンスの日本シリーズ、地味目だよなあ。目玉となるのはダルビッシュただ一人、いくら閑人だからとはいえ、まるで見る気もしない。(1勝1敗の結果はニュース速報で知った。初戦のダルビッシュがすごかったらしい。)

9月にNFLが開幕し、いまは中盤戦へと突入、毎週激戦が展開されている。毎年楽しみにしているNHKの放映だが、さすが今年は最後まで観戦する気になれなくなった。なにせ、午前1時にスタートし、2回のニュースによる中断をはさんで、3時過ぎまで延々と放映される。年のせいもあるけれど、集中力と持続性に欠けて、眠気が先行してしまうのだ。贔屓のペイトリオッツが連戦連勝していて、興味津々のシリーズなのだが、いかんせん眠気には勝てない。

NHK−BSといえば、9月の番組編成で、クラシック音楽放送のローテーションが大幅に変更され、非常に迷惑をこうむった。ようやく慣れてきたけれど、内容は聞いたこともないオペラの放映ばかり、それに以前放映された番組の焼き直しが加わるだけだから、興味も半減した。せっかく液晶テレビに買い替えて、手ぐすね引いて待っているのに、出てくるのは失望のため息ばかりだ。