◆9月1日

新宿御苑のススキ

きょうから9月。ここ2-3日はしみったれた雨が降ったり止んだり、未練ったらしいが。せっかくコジゼラは夏休みを取ったのに、あっという間の1ケ月だったね。おどろおどろした烈暑、猛暑、劇暑に追いまくられ、踏鞴の坩堝に叩き込まれたような毎日だった。なにが夏休みだ。毎日毎日、灼熱の太陽に恐れをなして、家に引きこもり、無為無策、ただ惰眠を貪っていただけにすぎない。新聞やインターネットを調べるのも、万事鬱陶しく、億劫で、コジゼラの原稿書きはちっともはかどらなかった。ほんと怠惰な1月を過ごしてしまった。いままで他人事のように思ってきた高齢者という言葉の端々が、この1ヶ月、激しく身体に突き刺さった。

再開するにも意欲的な思いがわいてこないのも困ったもんだ。この調子だと、週2-3回のペースダウンで更新せざるを得ないだろうね。それも、8月中に書き置いたものと、過去のコジゼラの中から気に入った記事を織り込みながらである。外へ出ないんだから、デジカメも眠ったまんま、したがって添付する写真も払底しちまっている。これは朝日新聞紙上から借用した写真を取り混ぜたりして、しばらく時間を稼ぐほか手がなさそうだ。

いってみれば見切り発車もいいところだが、続けているうちに、感触を思い出だし、意欲もわいてくればと、前向きに考えるしかないだろう。体調は食欲が減退し、激減した体重が元に戻らないのが悩みの種だけど、それ以外は旧に復している。あとは気力の充実を待つばかりといったところだな。気力の充実って、言葉でいうのは簡単だけど、引きこもりが続くと、どうしても減退してしまう。秋風の到来とともに、歩く距離を増やし、根元から元気を注入するしかないって、いままでの経験値が耳元で囁いている。まあ、カラ元気だけど頑張ってみよう。