夕暮れ前から、東の空に存在感を示していた右舷の月が、中天高く昇ってきた。雲ひとつない空に煌々たる輝きを放っている。今夜は十三夜、いわゆる芋名月だそうだ。昔から旧暦八月十五日の月を「中秋の名月」と呼ぶ。毎年12ないしは13回の満月があるのに…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。