2010-01-01から1年間の記事一覧

◆飽きちゃった

透析のお世話になると決まったとき、真っ先に買ったのが、最新のナノーポッドだった。週3回3時間の時間を過ごすにはこれしかないと思ったのである。テレビを見ることも可能だったが、当時白内障が進んでいて、ちょっと離れるとよく見えない、挙句の果て目が…

◆食欲

毎日、こう暑い日が続くと世間一般では食欲が減退すると聞いている。だけど、違うんだなあ、コチトラの胃袋は?やたらと腹が減るのである。週3回の透析だが、途中から割り込んだせいもあって、開始時間が12時半と中途半端な時間であるのも、大いに影響してい…

◆述懐

ある初老の高級ブティック・オーナーの述懐先日久し振りに、秋冬物の展示会に出掛けた。今年のテーマはレザーということで、各デザイナーが素材として豊富にレザーを使っていた。相変わらず稚拙なデザインが多かったが、幾つかのデザイナーがあの偉大な高級…

◆超高齢者

最近のニュース報道を聞いていると、おやって思うことがある。例えば、「無縁社会」「行路死亡人」「急迫保護」など聞き慣れないことばがやたらと飛び出してくる。「無縁社会」というのはNHK報道特集番組が作った造語だが、あとの2つの言葉って、どうや…

◆遠雷

花火は消えていくときがいいと、深代惇郎が書いていた。ひょろひょろと上がってパッと散る。青や赤が溶けるように流れる。見る間に消えて、ふたたび闇だけを天空に残す。瞬時に消えながら眼底と胸底に余情をひく。「どんなに見事な花火も消え方が悪ければお…

◆日照り

日照りは字を変えると、「旱」となる。つまり干魃の日照りである。よくもこんなに続くねってあきれる程、朝からピーカンである。日本だけじゃあない、世界中、とりわけ北半球がひどいようだ。ロシアのプーチン首相は、猛暑による未曾有の干魃を受けて、小麦…

◆麒麟児

朝からギンギラギンと晴れ渡った、日本各地。きょう広島は65回目の「原爆の日」を迎える。今年の四季には原爆を投下した米国の代表として、初めてルース駐日大使が参列、核兵器を保有する英仏両国代表、潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長が初めて参列…

◆紺碧の空

紺碧の空は何処までも、広く青く澄んでいた。青って、こんなに美しいのかと、改めて驚愕する。対する白はあくまで白く光り輝いていた。きのう午前中に、懸案中だった白内障手術を受けた。かなり前に決まっていたんだが、入院騒動のとばっちりを受けていた。…

◆気になるね

同い年の英雄、小澤征爾。きのう、6ケ月ぶりに若手オケラの練習に参加したけど、15kgも痩せてしまい、食事も満足に喉を通らないという。記者会見で涙ながらに家族の協力について感謝していたが、その姿にはカリスマの面影は感じられなかった。小澤征爾…

◆くたばれ

オールスター開の初戦、ジャイアンツはそれまで保持してきた首位の座を簡単に宿敵タイガースに明け渡した。それのしてもジャイアンツ先発陣の見事な崩壊振り、あまりにも見事過ぎて、開いた口がふさがらないどころか、ヨダレが垂れてくる惨状である。なんと…

◆川開き

◆川開き今夜は両国隅田川の川開きだ。きのうまでぐずついていた天候も回復、ふたたび熱帯夜になるようだが、隅田川も我が家も吹き抜ける風は一級品、ノートラブルだね。ただ、近年はわざわざ出掛けてみる楽しさは放棄してしまって、専らテレビ観戦になったと…

◆喜美ちゃん

みんなの党代表、渡辺喜美が有頂天になって、喜々として飛び回っているという話を聞いて、微笑ましく思っている。なんとなれば一方的な思い入れだが、カレは早稲田の後輩であり、法学部を卒業後、改めて大学院を受験、見事弁護士の資格を取った苦労人でもあ…

◆アジェンダ

たった一人の同士もいなかった「みんなの党」結党時の自民党脱党組の一人、渡辺喜美(早稲田法学部出身らしいんだが)。参院選挙後はあちこちからお座敷がかかって、超多忙らしい。開票の夜(7月11日)、テレビ各局の中継が目白押しで、昨年総選挙の時と…

◆相性

3日続きで悩まされたウナギ騒動だったが、色々とあって、結局ウナギは口に入ることはなかった。おいおい、人並みに蒲焼きも満足に食えないのか、の怨み節である。昨日今日と朝晩がめっきり涼しくなってきた。薫風が開け放たれた部屋を東西に横切り、この爽…

◆格付け

きのうは暑い盛りの「土用丑の日」だった。 今晩は、世間並みにウナギと決めて、 にょうぼと別れたが、買物籠には、別なものが入っていた。 買物の目的を忘れてしまったようだ。世界の2009年・大学ランキング・ベストテンは、ハーバード、ケンブリッジ、…

◆ゼンダ城の虜

今週も性懲りもなくバカ暑いようだが、 熱中症対策には出歩かないのが一番だ。7月10日(土)に風邪をこじらせ、呼吸困難となり、聖路加病院へ急遽入院した。ステロイドの大量供与により呼吸困難は即完治したが、肺炎のほうはらちがあかないまま退院した。…

◆ひどい暑さ

今日も朝からクソ暑い一日と成った。 なにもやる気がしないね。 もっともなにもやることもないけどね。相も変わらぬひどい暑さだね。日本で最も熱いということが証明された岐阜県多治見市は、なんと38、6度、熱中症で亡くなったひとはきのう1日で15名…

◆熱いね

いやあ、熱いね!地獄の釜の蓋を取ると、無煙の水蒸気の向うに百花園が見える、 っていうけれど、そんなの大嘘。小石川植物園に奇妙な巨大花が咲いたってハナシに2万人が、この植物園に蝟集したという。凄い匂いのする熱帯植物しいが、ほんとに日本人の常識…

◆集い

6月23日、第19回「森の歌の会」は無事終了した。1年に2回の開催だが、この集まりを楽しみにしている仲間が多いのは、幹事としても身に余る光栄だ。今回も16名が一堂に会し、60年前の青春に戻って、目を輝かせて談笑する光景はとても平均年齢74…

◆やったね

まさかまさかの90分だったね。ゲームが終わったのは午前6時、外はすっかり明るくなっており、久し振りの徹夜明けだったが、なんと爽やかな朝だったことだろう。寝ぼけ眼で仮眠に入ろうとしたが、やはり興奮していたようで中々寝付かれない。ゴールシーン…

◆天声人語

<お天気にもよりけりだが、この季節の黄昏どきはずいぶん長い。夏至のきょう、東京だと4時25分に昇った太陽が7時ちょうどに沈む。〈夕刊のあとにゆふぐれ立葵〉友岡子郷。日没までの長い明るさには、どこか夏らしい開放感がある。タチアオイは梅雨どき…

◆秘密基地

長年、花を追っかけていると、町を歩いているときでも、バスの窓からでも、目の端にチラっとでも白く感じるものが走ることがある。それは長年の習慣で会得した動物的感とでもいうべきもので、目の端をちらついたのは間違いなく花である。ボケッとしたように…

◆手探り

豊洲への行き帰りに必ず渡らなければならないコチトラにとって鬼門と思っていた朝凪橋のきついスロープを、2日連続でトライしてみた。ここ3ケ月は豊洲への往路帰路とも、僅かな距離なのに、無料をいいことにバスに乗車していた。毎度乗るたんび、降りるた…

◆慣れ

週3回の透析生活にも漸く慣れてきた。人間って環境に慣れるのも早いねって思いつつも、オレって人間がいかに単純にできているのか思い知らされている。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」なんていうが、虎穴に入ってしまった以上、早く覚悟を決めてしまった方…

◆花菖蒲から紫陽花へ

一頃、ここは不良のたまり場ともなり、深夜ともなると、オートバイを持ち寄ったガキ連中が、ここみよがしとばかり、エンジンを空ぶかしし大音響を轟ろかし、一方通行を逆走したり、大声でしゃべったり、いなくなった後はたばこの吸い殻や食べかす・空き瓶がと…

昨夜半過ぎ、遣らずの雨としてやり過ごすことが出来ないような、激しい通り雨が降った。風呂に入っていて、通路のコンクリートを叩く強い雨脚にビックリさせられた。一時的な驟雨のようだったが、お湿りとしては最適の雨だった。ここ何ヶ月か、生活環境の変…

水無月6月

きょうから6月、朝から爽やかな快晴で、梅雨の時期とは思えないからっとした好天だ。とはいえ、肌寒い日が続いているから、外出するのにも衣類の選択に苦労するんだから困っちゃう。とはいいながら、ここ数日は透析の合間を縫って、カメラ片手にあっちこっ…

◆痛いよう

先日痛いのを我慢しすぎて、大失態を演じてしまったが、この大失態には伏線がある。まずその1だが、痛さの度合いがよく分からなかったこと。ただ、針を刺したところが異常に痛いのと平行するように、古傷の左膝がキューンとばかり骨身に染みいる痛さを訴え…

◆近況報告

1ケ月に渉る入院生活を終え、満を持しての退院のはずでありんした。入院生活での体験を面白い可笑しく伝えるべく、草稿も大量に用意し、準備万端のはずだった。だけど、退院して2週間、ちっとも気勢が上がらぬまま、無為な毎日を過ごしている。そりゃあそ…

◆ボケナス

1ケ月近く世間から隔離されていると、久し振りに娑婆に戻ってみると、いま浦島といった感じになる。なにせ、生活の殆どが寝たきりといった状態だったから、気になっていた荒れ果てたベランダの水遣りを真っ先に始めたものの、立ったままでいると、すぐに疲…