◆食欲

横濱の花火(ヤフーより)

毎日、こう暑い日が続くと世間一般では食欲が減退すると聞いている。だけど、違うんだなあ、コチトラの胃袋は?やたらと腹が減るのである。週3回の透析だが、途中から割り込んだせいもあって、開始時間が12時半と中途半端な時間であるのも、大いに影響している。きのう透析前に計量したら56kgもあった。目下の標準体重52kGに比べると、なんと4kG増である。検査員がギョロリと目を向き、時間延長ですなって、さりげなく恐怖の言葉を囁く。

中途半端な時間だから、無理せずに食べなければ、透析中にでも低血糖が起きる。なにせ透析時間の3時間は長すぎて、胃が待ち切れなくなるのだ。まあ、反省も必要だから告白するけど、コチトラ、それを言い訳の種に、結構うまいものを食している。5日はラーメン店で冷やし中華を汁一つ残さず平らげたし、6日は評判のカツカレーを腹一杯納め、晩飯用には、土用丑の日に食べられなかった国産ウナギの高級品を買い込んだ。それをネタにこれから3時間、ああでもない、こうでもないと楽しい時間を過ごすのである。

9時に朝食、11時半頃に軽い昼食を食べるのが、常套手段だが、このスタイルだとオニギリ1ケが精一杯、透析が終わると空腹がぐっと襲ってくる。取り敢ず、近くのパンやで、コッペパン仕立てのコロッケパンを食べる。その旨いことといったら、まさに天下一品、当然のようにジュースもがぶ飲みする。漸く落ち着いたところで、買物を済まし、今晩7時の夕食を楽しく想像するのである。

ここまで書いていて、はたと気がついた、なんて書くといかにもわざとらしいが、明らかに食べすぎである。それもどちらかといえば、草食系より肉食系が圧倒的に多い。これは明らかに胃拡張気味で、早急に対策を打たねばならない。ということになれば、節食しかない。そんなことして、この厳しい残暑を無事に過ごせるのか、チョッピリ不安である。