◆氷雨

サクラモミジ

今日は朝からシトシト氷雨が降っている。
いやあ閑だなあ。ヒマを通り越して、全身がマヒしてしまっている。
斯くなる時は伝家の宝刀、「転た寝」の巻をひもとくしかないんだが、余り使いすぎたので、伝家の宝刀も刃こぼれが目立ち、単なる凡刀に成り下がってしまった。
確かに偶に使うから効果があるんであって、こう毎日じゃ居眠りも楽じゃあなくなる。

閑話休題
先週の日曜日、12月5日は、マゴジュリ3才の誕生日だった。母親と同じ日に生まれるなんて、ご同慶の行ったり来たりだ。
来年は幼稚園ということらしいが、近頃の児は母親ベッタリに育てられているので、簡単になついてくれないのがちょっとうらめしい。
もっとも、あまりベタベタとまつわられても、体力的におつきあいできそうもないからこの程度がほどほどなのかもしれない。

誕生日祝いに先だって、ムスコが八王子の山奥へ墓参に連れて行ってくれた。しばらくぶりの墓参で、気分がすっきりした。車じゃないと、とても行く気になれない場所だ。
お墓に入っても可笑しくない年齢になって、自分の身に置き換えると、「冗談じゃない。こんなとこに入れられてたまるか」って思いが満ち満ちてくる。
そっとムスコ夫婦に聞いてみると、こんな遠くじゃ墓参も出来ないよ」。やれやれ、前途は多難だが、死んじゃえば、どこに葬られようと一緒だという強弁も出てくる。
それにしても、いままで無縁と思われたことが、わが身に降りかかってくる年頃になってきたなあ。