◆政権交代

秋葉原

政権交代が実現する。民主党鳩山由紀夫代表を首相とする新政権が誕生し、日本の政治を長期に担当してきた自民党は16年ぶりに下野する。政権選択が問われた衆院選有権者の一票一票の積み重ねによって、歴史的転換点をもたらした。惨敗を受け、麻生太郎首相は自民党総裁を辞任する意向を表明した。公明党太田昭宏代表、北側一雄幹事長が落選し、大打撃となった。太田氏の代表辞任は避けられない情勢だ。

第45回衆院選は30日、投開票が行われ、民主党が大躍進し、地滑り的勝利を収めた。同党は単独過半数の241議席を大きく超え、308議席を獲得した。自民党は1955年の結党以来の大敗となった。各党の獲得議席は自民119公明21、共産9、社民7、みんなの党5、国民新3など。民主党の308議席は一党の獲得議席としては戦後最多。鳩山氏は31日未明の会見で「官僚主権の政治から、国民主導になるかが今後、問われる。利権にまみれた古い政治にさよならする」と勝利宣言した。

ザマーみろってなもんだ。こんなに待ちわびた1週間もなかったね。速く総選挙の日がやってこないかと首を長くして待ち望んでいたのだった。選挙期間中、闊達の資金を投入した自民党のテレビ宣伝、」あの麻生首相が口を曲げて下品な声でまくし立てると、途端にテレビのチャンネルを替えた。願うことはただ一つ、民主党の大勝利だ。これは単なるマニュフェストの問題だけではない。権力横暴を極めた自民党の吠え面をしっかと確かめたかったのである。

小生意気で、傲慢横暴を極めた森喜朗町村信孝小池百合子谷垣禎一塩崎恭久久間章生伊吹文明、額賀蘄士觔、武部勤など自民党を牛耳ってきた領袖どもの落選する顔を見たかったのである。森、谷垣、塩崎は中々当選が決まらず、さぞ、ビクビクしただろうが、残念ながらギリギリの差で滑り込んだ。町村、小池、久間、伊吹、額賀、武部は見事にシルシを取られたが、比例で復活した。

森なんかは、あの図体とでかい顔に似合わぬ小心者で、サメの脳が考え出した施策は、地元のメディア以外を完全に閉め出し、隠密裡の選挙戦を行うことだった。70歳を超えて、生まれて初めてドブ板選挙に徹したらしく、真っ黒に日焼けした顔には焦燥と疲労が漂い、接戦を制して勝利宣言に臨む姿は、単なる老醜としか映らなかったね。なにせ早稲田の栄光に泥を塗った張本人だけに、恨み骨髄だったしね。もっとも福田康夫も更に恥の上塗りをしてくれた。早稲田に人材なしを天下に知らしめてくれたご両人だった。