ビール風飲料

サッポロ・ドラフトワン

近頃、えんどう豆を使ったアルコール風飲料が出回っている。酒税法の規定によると、麦芽を約67%以上含んでいるものをビールといい、それ以下のものを発泡酒と規定している。麦芽が少ないほど税金が少ないって寸法だ。それに目をつけたビール会社が発泡ビールを大量出荷し、ブームになると、国税庁は法規を改正、発泡酒の税率アップ作戦に出た。そこで出てきたのがアルコール風飲料っていうわけだ。

350ml缶で酒税の違いを見てみると、ビールが約78円、麦芽25%未満の発泡酒が約47円、麦芽を使っていない「その他の雑種」(ビール風飲料)は約36円、これがそのまま末端価格の違いとなる。そこで気になるのが飲み屋で出される生ビール。知らん顔してビール風飲料を出されたって、酔っ払いに何が分かる?最近飲み放題なんて流行っているけど、たらふく飲んでけっこう得したつもりが、飲み屋を大もうけさせているのかもしれない。飲み屋側に文句いったら、「健康にはその方がいいんですよ」なんて逆に開き直られたりしてね。
(画面はアサヒビール壁紙をダウンロード)