醍醐味

「醍醐味」って言葉があるけど、これはチーズの味を示す言葉だったようだね。
聖徳太子の大好物で、そんなところから、聖徳太子って日本人じゃなかったんじゃないか、という説さえあるくらいだ。
古代中国では牛乳を精製していく段階で五種類の味を楽しんだそうで、醍醐味はその最高位の味を示すもので、精製過程を考えればチーズのようなものだったに違いない。
タダ、これは遊牧民族からもたらされたものだから、牛ではなく山羊の乳の可能性が高い。


苗字のない万世一系天皇家は、お亡くなりになると今上天皇昭和天皇となったように、
その死後に「諡名」(おくりな)を決める風習がある。
さしずめ醍醐天皇は無類のチーズ好きだんたんだろうか、
南朝創始者後醍醐天皇吉野山の方が羊の放牧に適していたから、
王都を京都から移したんかいな、なんて想像を膨らませるのも面白いね。