◆一休み

郡上踊り(朝日コムより)

いやー、きのうは暑かった。人間やってられない暑さっていった感じ、目の前の光景が「トロリンチョ」と太陽に熔け出すような幻覚を生み出したね。いかに冷房嫌いとは言え、この暑さにはたまりかね、前夜の夜中からきのう一日、遂にエアコンが止まることはなかった。不思議なことであり、珍なる光景である。しかし、この殺人的暑さはまさに脅威ともいえる酷薄なひどさといえよう。

まあ暑さしのぎになるとは、とても思えないが、たまには、久し振りの薀蓄話を聞いてもらいたいね。かえって暑くなってしまっても、当方は一切関知しないからよろしくね。追伸:きのうにょうぼの友人から銀座・立田野のあんみつの差し入れを受けた。コチトラの大好物、久しく口にしてなかったので、感謝感激雨霰、喜悦の一本杉だった。

なぜロシアの国旗は双頭の鷲なんだろう?今のプーチン・メドベージェフ政権は、双頭の鷲を国のシンボルとして掲げている。そういえば、ロマノフ王朝も双頭の鷲だった。もともと、この双頭の鷲は、東ローマ帝国ビザンチン帝国の国旗だったはずだ。なんでいつのまにか、ロシアのシンボルマークになったんだろうか?

それはね、ビザンチン帝国最後の皇帝コンスタンチィヌス11世の姪ソフィアをロシア大公国イヴァン三世が娶った。彼は、これをもってビザンチン皇帝を名乗る。これから、ロシア大公国はロシア帝国と呼ばれるようになった。だから、ビザンチン帝国の正当後継者の意味で双頭の鷲なんである。

鷲を国章にした国は、けっこう多いのは驚きだ。東欧: ロシア、ドイツ、オーストリアポーランドアルバニアアイルランド など、中東:エジプト、ヨルダン など、米州: アメリカ、メキシコ、パナマ など、亜州:インドネシア(ガルーダ)。

カルタゴの鷲」はチュニジア代表の愛称。カルタゴフェニキア人が築いた古代都市国家。現在同国の首都であるチュニスを拠点に、紀元前9世紀から前2世紀まで地中海貿易の中心として繁栄したが、3次にわたるポエニ戦争でローマに破れ滅亡した。カルタゴを築いた勇敢な戦士たちを鷲にたとえ、代表チームをこう呼ぶようになった。