◆不調

八重桜

パソコンのスイッチを入れると、電気はつくのだが、中々画面が出てこない。漸く出てきたと思ったら、インターネットにつながるまで、またまた時間がかかる。そんな手間が鬱陶しいから、最近では日に1度はいじっていたPCはほったらかす。すると立ち上がりが又悪くなる。この悪循環の繰り返しが色々と副作用をもたらす。

たとえば、メール。しばらくいじっていないと、3−4日分のメールがたまっていて、堰を切ったようにどっと出てくる。その数およそ200通余り。おかしなメールは紛れ込んでいないが、日経各種、アマゾン、ブックオフ、価格コム、NHK、競輪、NFL、各種統計会社のデータなど、メンバー登録している各社からの自動的メールが音を立てて吐き出されていく。最近では内容も録に見ずに、ただ機械的にゴミ箱へ直結させている。

最近張り巡らせている琴線がだいぶ緩んでいるせいもあって、情報収集に対する興味とか関心とかがかなり薄れてしまっている。いつもなら気になる事件なり、事柄がまるでザルで水をすくっているように手の間から落ちこぼれていく。それが分かっていながら平気で見逃している自分がいる。

これまで、朝食を済ませると、パソコンを開き、一通り各社のニュースに目を通し、コジゼラ、コジバナ、あうんなどのブログを立ち上げ、昼まで午睡するという明確なスケジュールがあった。その秩序が全く壊れているのが現状で、花の咲かない時期頃から、それが段々と顕著になってきた。毎日書いていたコジゼラも一日おきになり、それもやがては守れなくなる。食事が済むと、直ちに午睡に突入してしまう怠惰な生活が始まってしまった。

漸く不愉快だった天候も持ち直してきた。そろそろ、プラス志向に舵を切らねばと思いつつも、間もなく相性の全く悪い5月を迎える。今年もなんか起きるのかなあとちょっと不安だ。またまた繰り言になってしまったようだ。年をまた一つ余計に取るのだから、未知の世界への恐怖、つまり老いへの加速度が恐ろしい。