◆名産品

シデコブシ

食べたい地方名産品

1  六花亭 マルセイバターサンド 北海道
2  とらや 竹皮包み羊羹 東京
3  ロイズ 生チョコレート 北海道
4  福砂屋 カステラ 長崎
5  聖護院 八つ橋 京都
6  草匠三金 萩の月 宮城
7  鳩サブレー 神奈川
8  トラピスト・クッキー 北海道
9  文明堂総本店 カステラ 長崎
10 坂角総本舗 ゆかり 愛知

いつだったか、こんな食べたい地方の名産品ベストテンという企画があった。コチトラ、酒飲みであった期間が長かったため、甘い物特に洋菓子系統のものには全く関心がなかった。ところが時が過ぎ、年を取るとともに、酒類はあまり嗜まなくなり、口寂しさから、無視していた洋菓子にも手を出すようになった。虎屋の羊羹、福砂屋のカステラ、仙台の「萩の月」はどちらかといえば和菓子系統なので、食する機会があれば喜んで味わってはいた。

幸い長男が長崎赴任中の土産といえば、ご存じ福砂屋のカステラか、文明堂のカステラだったし、現在札幌に赴任中の次男が里帰りする際のお土産といえば、六花亭のバターサンド、ロイスの生チョコ、函館のトラピスト・クッキーが定番ということで、これら人気名産品は比較的多く口にしているようだ。鳩サブレーはこども達に喜ばれる逸品だが、コチトラにとっては有難味はない。八つ橋はお土産には買うこともあるが、土産にもらっても絶対口にしない商品だ。あのぐちゃっとした感覚と上品ぶった匂いが大嫌いだ。

絶品は福砂屋のカステラ、あの濃厚な黄色の肌を見るだけで、気分が高まってくる。一切れを口に入れると、濃密な甘さがあっという間に広がり、幸せってなんだっけ、なんだっけ、思わずさんまのCMソングが口の中でハモる。六花亭のバターサンドは中々手に入りにくい商品だが、これは確かに旨い。口の中でバターと甘さと干しブドウの酸味が微妙な味を演出してくれる。滅多に口に出来ないから、この手のものが食べたくなったら、銀座7丁目・ウエストの「ジンジャータルト」か「ヴィクトリア」だ。風味といい、感触といい、おいしさといい、甲乙付けがたい味だ。

ただ、気になるのが10位にランクされた愛知の「ゆかり」という菓子だ。聞いたこともないし、むろん食べたこともない。さっそく調べてみた。クチコミによると<えびせんべいといえば坂角のゆかり、えび本来の味が楽しめるお菓子ではないでしょうか。塩味で誤魔化した、そこいらのえびせんべいとは訳が違います。8枚入り682円と家使いにしては決してリーズナブルとは言えないおやつではありますが、値段だけの価値はあると思います>とあった。