◆デジカメ

ボサギク

最近町中を歩いていると、若い女性が首からデジカメ一眼レフを首からぶら下げているのが目につく。また公園などに行くと、中年女性が重い一眼レフを首からぶら下げ、片一方の手にはやはり重そうな三脚を持っている。本格的装備だから、さぞかし立派な写真を撮れることだろう。一眼レフが10万円を切るようになったし、軽いデジカメ一眼レフが5万円前後で買えるようになったんだから、マッコト有り難いことだ。

一眼レフ願望はずっと以前から持っていたが、価格が高いのと、交換レンズの取り替えが面倒ということもあって、ずっとためらっていた。そこへ価格の下落と、軽く小さいデジカメ一眼レフの登場である。まさに、待てば海路の日和とは、である。大きく心を動かされたが、やはり従来通りデジカメ1本で行くことにした。高級なカメラを使えばもっといい写真も撮れるだろう。だけど、それじゃあ面白くない。自分のデジカメの持っている機能をフル活動して、目一杯の写真を撮った方が面白いと結論づけた。

むろん女性が使いこなせそうもない一眼レフを気楽に持ち歩いている事への反感もあった。最近よく知ろうと写真家の投稿や展示会を見ることがあるけど、圧倒的に女性からのそれが多い。むろんいい写真も多いが、あーあ、あんな高級機を使ってこんな程度の写真かよ、なんて思ってしまう。しょせん、引かれ者の小唄みたいなもんだけど、

コチトラ、いま使用しているのはリコー、1000画素、F3,2,7倍ズーム、1CM接写などが主な仕様だが、いまのカメラがリコーの4台目、リコーのチョット玄人っぽい仕掛けややむにやまれない奇妙な愛着があって、リコー1本で来てしまった。しかし、リコーさん、毎年新機種を発表し、翌年春には改良型も発売するから、とてもじゃないけどついて行けない。だから、春の改良型または秋の新機種の発表を待って、前年度の格落ち製品を購入することにしている。発売当初5万円近いものが2万円前後で手に入るのだから、こんな嬉しいことはない。

このカメラ、いろんな仕掛けがあって、興味がつきないが、まだまだマスターしていない部分が結構ある。だが、なんといっても圧巻は1cmまで近寄れる接写の威力である。また、7倍ズームを駆使したマクロ撮影も、ぼかし効果がきれいに表現できる。弱いのは動きと室内撮影で、孫ジュリなんか元気一杯に駆け巡り、踊り回るから、しかもムスコの家の照明が暗いから、ずいぶん無駄打ちもする。ま、何枚かグッドショットがあればいいんだけど、撮影後の手間に一苦労する。