◆時の人

ヒマワリ

中高年女性のファッションリーダーとして脚光を浴びているのが、鳩山由起夫新首相夫人幸さん(66歳)。連日のようにワイドショーや女性誌で、お召し物チェックされている。中でも注目されているのが、先日の訪米時に2日間ブッ続けて胸元に鎮座していた一品、「犬筥のブローチ」だ。値段は346,500円、犬筥と呼ばれる張り子の犬をモチーフにしたもので、金の蒔絵が施されている。ブランド名は「オートジュエラー・アキオ・モリ」公式HPによると、1968年、デザイナーの森暁夫氏が立ち上げ、和洋様々なモチーフに伝統の素材・技法を駆使したデザインが特徴だという。因みに黒柳徹子も常連だそうだ。

先週日本テレビ「笑ってこらえて」特集版に出演した、狐野扶実子はソルボンヌ大学卒業後、夫の赴任先で入学したパリの料理学校「ル・コルドン・ブルー」を首席で卒業。三つ星レストラン「アルページュ」で、3年で副料理長に就任。その後、フランス大統領夫人など世界のVIPを相手にする出張料理人としても活躍「フォション」のエグゼクティブ・シェフを経て昨年帰国。出張料理だけでなく日本の料理番組にも出演することもあるし、「Kong」というレストランもプロデュースした。著書に「フミコのやわらかな指」がある。

2日にコペンハーゲンで行われたIOC総会の投票で、16年夏季五輪の開催地はリオデジャネイロとなり、東京の夢はかなわなかった。東京招致の先陣を切ったのは、「私の名前はレサ。15歳の体操選手です。未来のオリンピアン(五輪選手)を代表してここに立っています」。最初に白いパーカ姿の女の子が約100人のIOC委員に向かって英語で語りかけた。東京生まれ、シンガポール育ちの三科怜咲さん。横浜市のよこはまYSMC体操クラブに所属する中学3年生で、東京の招致委が最後まで存在すら隠した「切り札」だ。「次世代を代表する15歳が最初に語りかけ、オバマ氏でざわついた会場の空気を変えたかった」。招致委幹部は起用の理由をこう説明した。

以上、最近インターネットや新聞などで報道が加速した女性たちだが、いずれも爽やかな印象がある才女といった印象だ。献金偽装問題が再び話題になって、野党自民党の思う壺となり、臨時国会で集中砲火を浴びて、オロオロする鳩山首相の情けない姿が連日テレビの前に露出することになりそうだ。強気一辺倒の幸夫人の内助の功がどのように発揮されるか見ものではある。狐野扶実子は初めて接した女性だが同じく自信満々、たくましい女性だった。三科怜咲は物怖じしないで、流暢な英語を駆使し、ハキハキした口調で会場の注目を集めた。個人的には、オバマ大統領の闊達な演説より 新鮮味があって良かったと思う。