◆祭り

神田祭・東京新聞より

江戸三大祭りの一つに数えられる神田祭のハイライト、神輿宮入が10日あり、神田明神の境内へ氏子町会の神輿約100基が代わる代わる練り込んだ。午前9時ごろ、トップバッターの外神田地区から一町会ずつ神輿が入場。拍子木の音を合図に、軽快なおはやしとともに、大勢の氏子たちが「セイヤー、セイヤー」と掛け声も威勢よく前進した。おはらいを受けると、次の町会が入れ替わりに練り込み、大勢の見物客が詰め掛けた境内は夕方まで祭りのにぎわいが続いた。

2日目を迎えた浅草神社三社祭は16日、氏子44カ町の町内神輿約100基が街に繰り出す「町内神輿連合渡御」を行った。今年の神輿は、集合場所が浅草寺の改修に伴い狭いので、南部、東部、西部の三方面ごとに時間差で集合。それぞれ神社でおはらいを受けた後、町内巡行へ。そろいのはんてん姿の老若男女が町自慢の神輿を担ぎ上げ、「エッサ、エッサ」と威勢のよい掛け声を響かせた。浅草のシンボル、浅草寺の雷門のちょうちんも折り畳まれて、神輿の行列に“主役の座”を譲った。

浅草神社三社祭が17日最終日を迎えた。今年は「本社みこし宮出し」が復活、みこしが街を練り歩く「渡御」も行われた。午前6時、祭りを仕切る宮頭の音頭で1本締めをして「一之宮」「二之宮」「三之宮」のみこし3基が同時に境内から繰り出した。怒号飛び交う中、約1万人の男らがみこしを担ごうと「担ぎ棒」目がけて突進。約1トンのみこしが前後左右に揺れ動き、勇壮な祭りは最高潮に達した。

三社祭は、同好会と呼ばれる担ぎ手がみこしに乗る騒ぎが増加。2006年には一度に16人が乗り、担ぎ棒が折れた。昨年は本社みこし宮出しと渡御が中止された。境内を出たみこしは夜、44の各町会を練り歩いた後、神社に「宮入り」した。主催する浅草神社奉賛会などによると、今年は御輿に担ぎ手が乗るなどの行為はなかったという。

ずいぶん迷ったけど、今年も二つともパスしてしまった。大好きな祭り見物だけど、体力的に追いかける自信がいま一つ欠けていた。昨年は呼吸疾患で5月26日に2週間入院したし、1昨年も突発性胃潰瘍で10日ほど入院した。この時期、いわゆる木の芽時には、必ずといっていいほど、肉体的変調を来す。今年はなんとか乗り切れそうだったが、例のインフルエンザ騒動、まだ東京には上陸していないようだが、人一倍、この手の流行にとりつかれそうな体調だから、じっと我慢の子を決め込んだ。