◆はくい

スイセン

いまじゃ、「はくい」なんて言葉、死語になってしまったが、「イケメン」と同意語だったんだよなあ。昭和は遠くなりにけりか。歌手の絢香(21)は俳優水嶋ヒロ(25)電撃結婚し、年内での活動休止を発表した。水嶋は今風のハンサムに加え、スイスからの帰国子女で慶応大学卒というピカピカの経歴で、180cmの長身、高校時代は全国高校サッカー選手権にも出場したスポーツマンだ。イケメンの中ででも特別な存在という意味で「スーパーイケメン」といわれている。スーパーイケメンは顔以外にももてるポイントが幾つもあることが条件だそうだ。

例えば、福山雅治は歌手で俳優、作詞作曲もでき、写真はプロ級の腕前で、ラジオのDJとしても高く評価されている。細川茂樹はいまじゃ、俳優家業よりも家電評論家として有名で、付けられたニックネームが「家電王子」、王子というには、ちょっと薹が立っている、日経の専門誌で連載を張っているんだから、たいしたものだ。上地雄輔も「おバカキャラ」と野球と当意即妙の応対で、レベルが高い。イケメン・シェフの料理教室は常に満杯、高い授業料を払ってでも、イケメンに接したい女心が徐実に現れている。

「エクステンション」と呼ばれるファッション性の高いつけ毛・部分かつらの専門サロンを経営する「エクステンションズ」の佐藤浩一郎社長が脱税していたとして、東京国税局から所得税法違反の疑いで東京地検に告発されていたことが分かった。佐藤社長のサロンは、著名タレントをモデルに起用し、動員数2万人を超えるファッションイベント「東京ガールズコレクション」にも出展。流行に敏感な若い女性に人気がある。「エクステ」は「エクステンション」の略字で、つけ毛のこと。ビーズや金糸などで飾ったものもある。ウイッグと違い、洗髪もできる。

マクロビオティック」とは、「マクロ=大きな」「ビオ=生命」「ティック=術、学」の3つの言葉からなり、現在では専ら食生活に限って、「自然食の」「長寿食の」の意味で用いられている。自然食の中ででも玄米、雑穀、野菜、豆腐などを中心とする、日本の伝統的食生活に近いものをこのように呼んでいる。マドンナなどの人気歌手や女優が実践していることも評判となり、日本でも流行の兆しを見せ始めてきた。食品の成分や製法、産地に徹底的にこだわりながら、独善的、あるいは求道的ニュアンスが希薄なのは、オシャレな感じをを与えるカタカナ語のおかげかもしれない。