◆73才

半蔵門

この前「古希」を迎えてイヤな思いをしたばかりだったのに、間もなく73才になる。好きでなったわけではなく、たとえ嫌でも応というばかりに、強制的に年を取らされる。後期高齢者という厄介者の範疇に益々近づいて来ちゃった。ほんとやんなっちゃうよなあ。

あのオバカ丸出しの麻生政権が打ち手の小槌を振るように、定額給付金、休日の高速道路一律1000円、エコカー減税贈与税を時限的に軽減するなど、大盤振る舞いしているが、なにさ、格好付けるんじゃないよ、人様から預かった大切な税金をばらまいているだけじゃないか。対する民主党、小沢党首のスキャンダルを検察に暴かれそうになり、青息吐息。あのバカがすっかり勢いづいちゃった。

しかし、世論調査なんていい加減なもんだよなあ。あの一件で新聞が大騒ぎし、首相に麻生と小沢のどちらを選ぶかという問いだったら、答えは自ずと知れよう。恐いよなあ、質問が偏向していれば、世の中の流れもすっかり変わってしまうんだからね。

それにつけても、朝日新聞の麻生政権にべったりの姿勢、ホントに情けない。あの朝日がねえ、ここまで落ちてしまうとは。あの読売新聞の記事の方がよっぽど調べているよ。朝日と来た日にゃ、小沢報道にしても、検察が意図的に流すリークをただ、おありがとうございって、なんの批判もなく垂れ流すだけ。ジャーナリストだったら、あくどいことしている二階国交省大臣をほったらかしにして、どうしてこうも一方的に小沢批判を繰り返せるのか、その良心を疑いたいね。

あまり新聞紙上ではお目にかからないが、4月からは「老人イメージ」としかいいようもない制度が着々と実行に移されている。後期高齢者医療制度の月額保険料一部負担増、75才以上で年金収入が80万円超168万円以下の場合、均等割軽減が85%から70%に軽減され負担増となり、年6000円強ほどの負担から12600円程度まで倍増される。

また、65才以上の介護保険料が年2160円ほどの増額、国民年金料は月250円アップし、年間にして3000円の負担増になる。自民党選挙対策から保留されていた高齢受給者証の医療費負担金は、来年4月から1割から2割に倍増される。どう、着々と高齢者不要論が密かに実施されているのだ。