◆スランプ

遊覧船

既にお気付きの方もいるだろうが、ここんところスランプが続いている。スランプが続くと、パソコンに向かうのもおろそかになるし、まして、ブログを書くなんて、ものすごいプレッシャーとなる。隔日ごとに書いているわけだが、あっという間に2日目が来てしまい、ドギマギすることが多くなった。

そんなことを繰り返している内に、あっというまに3月がやってきた。時の鐘が鳴り、夕刊が届く4時半頃は真っ暗だったのに、気がつけば、外はまだ明るい。今年はスランプなものにとっては厳冬だったが、気候上では暖冬だったらしい。あちこちから聞こえてくる春の便りを見ても、例年より1週間近く早いという。ウメもあっという間に咲いちゃったし、実際にわが目では見ていないけど、ナノハナなんかは、日本各地で見頃になっているという。

ただ、例年のように花の季節に燃え上がるってことはなくなったね。年々歳々人同じからずという喩えがあったけど、ウメもサクラも年々歳々、ちっとも変わっていない。手にするカメラは違うけど、写す物は常に同じで、新鮮味は失われ、アングルの工夫ぐらいしか思いつかない。

スランプの時期になると、気持ちがどうしても後ろ向きになる。だからブログの中身も若かった頃の懐旧談的なものに陥りやすい。そのほうがネタが拾いやすいってこともあるし、一種の自己逃避でもある。ただ、自分でそういうことを自覚するようになると、多分スランプから脱し始めているのだろうとも感じる。まもなく啓蟄の侯、虫並みに表に這い出す時期である。3月になったのを機にがんばらなくちゃね。