◆メタボ

秋葉原駅前

いつのまにかメタポリック症候群なる言葉が認知され、人気取り政策に違いないが、おせっかいな厚生省が口を出してきて、ろくに審議もされずに法案が国会を通り、制度として運用されようとしている。いつものように単なる思い付きの法案だから、さぞかしアチコチに落とし穴が待ち構えているに違いない。社保庁のいい加減さが浮き彫りになり、天下りさせる部署が減ったから、慌ててでっち上げたのに違いない。

無性にコーラなどの甘い炭酸飲料が飲みたくなった時に、飲んでいるのが「ダイエットコカコーラ」。看護師に勧められたこともあり、飲み始めたが、味には別に違和感もなく、爽快感も同じようだ。たまには他のジュースを飲みたいと思い、売り場を見て回ると、「カロリーゼロ」、「ノン・カロリー」、「カロリーオフ」、「低カロリー」なんて表示の商品が目白押しに並んでいる。いったいどう違うのだろう、さっそく調べてみた。

「カロリーゼロ」とは健康増進法に基づく基準で、食品100mlあたり5カロリー未満であれば、「カロリーゼロ」、「ノンカロリー」と表示できる。また食品100mlあたり20カロリー以下の場合は、「カロリーオフ」、「ローカロリー」、「カロリーカット」や「低カロリー」と表示できる。なんだか分かったようで分からない話のようだ。

コカ・コーラZERO」や「ペプシNEX」には糖類は含まれておらず、代わりに「アスパルテーム」など3種類の“人工甘味料”が含まれている。これらの人工甘味料自体にはカロリーがあるが、砂糖の何百倍の甘さを持つので、使用量をごく微量に抑えることができる。その結果、飲み物に含まれる実際のカロリーはほぼゼロになるという仕組みだ。新発売された、ゼロカロリーの乳性炭酸飲料「カルピスソーダ・ゼロリフレッシュ」も是非試してみたい飲み物だ。

カロリーゼロと勘違いしてしまいがちだが、「カロリーオフ」は、100mlあたりのカロリーが20kcal以下の飲み物を指す。あくまで通常の飲み物に比べて、カロリーが控えめというだけだ。 ノンシュガー・シュガーレス、これも「砂糖を使っていない=カロリーゼロ」とかんちがいしてしまいがちだ。確かに無糖と表記されたブラックコーヒーはカロリーゼロかもしれないが、無糖のカフェラテには、牛乳のカロリーが含まれていることを忘れちゃならない。ノンシュガーと表記してある場合、成分表示をよく見るクセを付けなけりゃならないね。