◆集い

早稲田・大隈講堂

先日、年2回開催している、早混「森の歌の会」があった。参加者17名と年々減少傾向に歯止めがかからないが、出席者はほぼ固定し、レギュラーメンバー中心となっている。幹事を受け持っている身にとっては、年2回の開催は多すぎるんじゃないかと、いつも気にしながら通知しているわけだが、今回アンケートの結果、参加者全員が年2回のこの会を楽しみにしているとの結果を知り、大いに胸をなでおろした次第だ。そういえば、開成高野球部OBの会も2た月に1回の頻度で行われていて、こちらはちょっと多すぎるんじゃないかと思いながら出席している。

平均年齢72歳という集まりだから、年々参加者が減るのは当たり前の話だが、今年も一人が認知症、一人が脳腫瘍のため検査入院ということで欠席した。かくいうコチトラも20日間の検査入院を経験しているわけで、こういう傾向が年々多くなるのは致し方ないかもしれない。メンバー構成中、女性は6名だが、こちらのほうは年々若返っていくようで、病の話はほとんど出ない。男の弱さと女の強さ、女性長寿説を裏付けるような元気さを感じてしまうね。

過去なんらかの病を経験している人が男性11名、レギュラーだった不参加者5名を加えると16名、うち無病息災で来た人はたったの6名しかいないのに反し、女性は参加者全員6名が大病を経験していないんだから、畏れ入谷の鬼子母神と来たもんだ。「老いを看て すぐ老いが来る 世の無常」って川柳があるけれど、この経験者って、ほとんど女性だもんなあ。そういえば、この年齢になると、娘を産んどいてよかったとの声も多かった。

確かに男は頼りにならないのは事実、私事とでいえば、義理のオフクロの面倒をきちんと看たのもにょうぼだったし、コチトラなんて、まるで蚊帳の外に置かれたようなもんだった。つまりオフクロの信用をまったく欠いてしまったわけである。息子が二人いるけれど、同じような仕打ちをされても仕方がないだろうなあ、オトコってそういうもんだもの。いずれにせよ、頼りになるのは二人の嫁さんだというのは間違いないところだ。だからといって、決して世話にはなりたくないって、いつも思っているけどね。