◆多少のうんちく

ワスレナグサ

この時期となると、世の中サクラ一色になってしまい、みんな酔ったような気分になって、上を向いて歩いている。人のことをとやかくいえないどころか、コチトラも夢中になって、サクラを求めてさまよい歩いている。ところが、上ばかり見ている目線をちょっと下へ向けてみると、百花繚乱とはいわないまでも、低木も草花もそれぞれ春を謳歌するように、競い合って咲いている。

数多くの花が咲いているが、花の名前ってどうして、こんなに難読漢字が多いんだろうか。つい最近接した花なのに、漢字で書けといわれたら、果たして、幾つちゃんと書けるかまったく自信がないね。ちかごろ、テレビでは漢字や雑学のクイズ番組がおおはやり、夜チャンネルをひねれば、必ずクイズ番組に出っくわす。ひな壇に座るのはどの番組も同じメンバーばかり。中には売れなくなった芸人が、いち早く方向転換に成功したものも混じっている。

時流に与するのが長年生きてきたコチトラの心意気、ひとつここいらで、こちらもクイズと行ってみようか。2月ぐらいから、5月頃まで咲いたり、咲く花々の名前である。さて、果たして何問答えられるかな。<辛夷、西洋石楠花、連翹、馬酔木、木瓜、三椏、金雀枝、金縷梅、木五倍子、蒲公英、苧環、菫、薊、李、杏、棗、柘榴、花梨、蘇芳、躑躅、海棠、忍冬、梔子、栴檀風信子、華鬘草>

花の名前は漢字の名前も難しいが、西洋花にも難解な名前が多いよねえ。年毎に撮った花の名前を度忘れするなんて日常茶飯事だが、それにしても舌を噛みそうな名前が多すぎる。大好きな花なのに、一度としてちゃんとした名前が出てこない「パフィオベディルム」、「オステオスペルマム」、「ディモルフォセカ」、「クリサンセマム」、家の棚に飾ってある「スパティフィラム」。これだって花の事典からようやく拾いさしたもの。さて、閑話休題、正解は次の通りだが、幾つ読めたかな。
    
<こぶし、せいようしゃくなげ、れんぎょう、あせび、ぼけ、みつまた、えにしだ、まんさく、きぶし、たんぽぽ、おだまき、すみれ、あざみ、あんず、なつめ、ざくろ、かりん、すおう、つつじ、かいどう、すいかずら、くちなし、せんだん、ひやしんす、けまんそう>