◆あったまにくる

先週の土曜日を休養日にあて、今週の出動に備えてたっぷりと休養をとった。だけど、あったまにくるじゃないか、きのうも、きょうも朝から雨模様、まして今日なんか激しい風も吹いている。出られない、サクラが散ってしまう、逸る気持ちを抑えながら、じっとしているしかないなんてサイテー。

最近、あったまにくることが幾つかある。まず開幕5連敗、1勝したのもつかの間また2連敗、なんと開幕後2勝7敗でダントツの最下位、惨めこの上ないジャイアンツ。打てず、守れずでオープン戦最下位、同リーグのチームから、エースやリリーフエース、4番バッターを金でかき集めたえげつない結果がこれだからねえ。ジャイアンツなんかどうでもいいんだけど、スポーツ面を見る楽しみがなくなっちゃうのが辛い。ほんと「腹立つのり」だよなあ。

ベランダのほぼ斜め前、トイメンの都営住宅敷地に、ソメイヨシノのかなりな大木がある。毎年サクラ咲くの目印でもあるし、枝一杯にあふれんばかりの花を咲かせるのが楽しみだった。ところが今年はほんのわずかしか花をつけない。春だというのに、真冬にストリップショウを見ているようで、なんとも肌寒い姿となってしまった。なぜなら、昨年暮れに植木職人が入り、枝垂れ気味だった小枝を全部きれいに切ってしまった。桜吹雪の後始末に手を焼いた住人からの苦情が理由であったらしい。なんとも情けない話で、ほんと、泣けてくるよ。

豊洲周辺の超高層ビル化は時代の流れだから、しょうがないとは思っている。だけど腹が立ってならないのは、高くなるにつけて徐々に正体を現し始めた、朝凪橋際に建設中の2棟の超高層ビルの醜悪さだ。ガラス・カーテンウオールが目玉だそうだが、その外装の色がダークグレイ、周囲の高層ビルとは全く調和せず、まるででっかい黒のがん箱(棺桶)を縦にぶっ立てたような代物。豊洲全体のイメージが暗くはなるし、毎年8月の楽しみだった「東京湾大華火祭」がこのがん箱でふさがれ、まったく見えなくなる。実はこの方がよっぽど「腹立つのり」ってわけだ。