◆駐車違反

変わり葉

昨夜、久し振りの飲み会に出席し、牛飲馬食した。年寄り同士の集まりだから、二次会にまで繰り出して、いい気持ちで家へ着いたのが8時半だった。昔では考えられない早さだが、もっと考えられないことは、バタンキューして目覚めたのが、今日の昼前だった。

最近、自転車でリヤカーを引っ張るトラックの運転手をよく見かける。駐停車違反の摘発が民間に委託されて以来、見られるようになった光景だ。宅急便など運送会社が法令を順守し、配達便のトラックを契約した近くの駐車場に停め、そこをベースにリヤカーで運んでいるのだ。一刻も早く預かった荷物をお客に届けるのが宅急便の使命だとすれば、こうした法改正には著しい矛盾を感じてしまうね。

その一方で、昨年バカ騒ぎの末に発足した日本郵政公社のユーパックなんか、依然としてお殿様気分でいるようだね。民業圧迫という批判を聞き流し、旧態依然のやり方で悠々と配達している。たまたま外出から帰ると、留守だったので持ち帰ったというユーパックのメモがドアーに挟んであった。さっそく電話すると、「本日は取扱いを終了しました」、翌日電話して、その日の午後配達となった。これが宅急便だと、ドライバーがケイタイを持っているからすぐ連絡がとれ、間もなく配達される。

駐車違反の摘発で思うことは、日本人の悪い癖、法令が発布された当初は一生懸命やるけれど、日にちが経つにつれ、ダンダンなおざりにされてしまうことだ。枝川周辺で駐車違反の取り締まりなどめったに見られない。その証拠に、町内にある流通倉庫の大型トラックが、幹線道路の左右を占拠し、場合によっては裏道にまで入り込んでいるのに、駐車違反とはならない。すぐそばに交番があるんだけど、お巡りサンも知らん顔している。まさか、住民が住みつく前よりあった倉庫だから多めに見ているってこともあるまい。

大型車の違法駐車で気に入らないのは、冬の時期なんかはエンジンをかけっ放しで停車していること、うるさい上に廃棄ガスの洗礼を受ける。また、横断歩道のまじかに止められていると、見通しが悪くて危険な思いをさせられる。こういうことは倉庫会社が、運転手に周知徹底すべきことだろう。いつか、あまりにうるさいので、降りて行って注意しようとしたら、車は青森ナンバー、実直そうな中年男が疲れきった顔をして、運転席で窮屈そうに転寝していたので、気の毒になって止めてしまった。夜通し走ってきたんだなって思うと、思わず御苦労さんっていいたくなった。