◆まごまご

シデコブシ

昨年12月の出産以来、マゴ樹里がふるさと出産から東京へ帰ってきた。親はどうだ可愛いだろうって盛んにいうが、まだどちらかといえばサルに近い存在だから、諸手をあげて可愛いねっとはいいかねる。例によって200枚近くの写真を撮り、そのほとんどは樹里の顔、かお、カオ、整理に3時間はかかったから、サル顔はすっかり暗記させられてしまったよ。五体満足なのが一番、頭の恰好と眼の大きさ、引き締まった口元が印象に残ったかな。

どちらかといえば、引っ込み思案のはにかみ屋だった孫リコがこの正月、すっかり積極的な美少女に変身して現れたのには、心底びっくりさせられたが、やはり、嬉しくてしょうがなかったね。そして、ジージにも親愛の情を示すようになっている、これには泣けたね。孫ジュリも成長すると、心優しい美少女に変身しそうな気がする。二人の嫁入り姿は見られないけれど、マゴたちが生きる活力を与えてくれるのは間違いないね。

ヨメさんの顔がすっかり母親の顔になっていたのには、当然のこととはいえ、びっくりした。コチトラ、カノジョの隠れファンだったから、チョビットさみしい気もしたね。立居振舞いが、俄然きりっとなって、しゃれっ気も控え目、家をしっかりと仕切っていたね。強い母、強いにょうぼ、デレデレの父、尻に敷かれて喜ぶダンナ、赤ちゃんの出現は家庭そのものを変えてしまう強力な爆弾みたいなもんだねえ。まあ、それはともかくとして、東京に帰ってきたんだから、これからはちょくちょく樹里タンに会えるのは嬉しい、喜ばしい、楽しいの三拍子、それの行ったり来たりということだ。

先日、NHKのクールというトーク番組で、嫁さんが実家に帰り出産するという日本の習慣に、外人ゲストが一様に驚いていた。外国にはそのような習慣はないみたいだったが、母がわが子に育児の仕方を伝授するという内容を知ると、とってもいい習慣だと称賛の声が多くなった。旦那様が2ケ月近く独身生活を強いられることについては、異論が多かったが、その生活ぶりと何人かの旦那様へのインタビューを見て納得したようだった。日本では当たり前のようなことが、外国では通じないこともある、やはり世界は広いんだよ。