◆ヒマワリ

ヒマワリ

木場公園を歩いていたら、垣根越しにヒマワリがまだ未練たらしく咲いていた。時期外れもいいところだが、こう毎日暖かい日が続けば、植物だって勘違いしてしまうだろうね。葉っぱは枯れかかっているのに、花は元気よく咲いている。種の保存がまだできそうだと喜んでいるようだった。

ヒマワリ油はサンフラワーオイルだが、サフラワーオイルとは別物だ。ヒマワリはSunflower、Safflowerは紅花だ。ところで、ヒマワリは花が日のほうを向いてぐるぐる回るというのは迷信ということはよく知られている。ただし、種をまき、芽が出るとその芽は、日の方向をむいて回る。つぼみができると、そのつぼみも日の方向を向いて回る。しかし、花が咲くと、その花は一律に東を向いて咲き、日を向いては回らなくなる。

なんとも不思議なことだが、ヒマワリを「向日葵」と書くのはまんざらうそでもないようだ。ちなみにヒマワリは東を向いて咲くので、ひまわり畑を鑑賞するには、午前中がよい。写真を撮るにも花が太陽の光を浴びてヒマワリらしい写真が撮れるが、午後は逆光になってしまうため写真もうまく撮れない。コチトラの写真にヒマワリが少ないのも、早寝早起きが死語になっているからだ。

「小使いさん」という言葉は、われわれ世代には愛着のこもったいい呼び方だったが、差別用語に分類され、その後、「用務員さん」となり、いまでは「主事さん」というらしい。日教組が強かった時代の名残だろうけど、呼び方を変えればいいってもんじゃないね。コチトラみたいに、その筋に疎い人間にとっては、教頭(副校長っていうんだった)よりも偉い人のように思えてしまう。日教組(教職員組合っていうんだった)といえば、随分弱い勢力になってしまったようだね。これって、文部省(文部科学省っていうんだった)の数少ない功績ってこと?