◆日課

カシワバアジサイ

朝起きると、眠気をこすりながら朝刊に目を通す。これは長年の習慣だけど、最近は朝食が終わる前に読み終わっていることのほうが多い。興味のある記事が少ないし、コラムなどにしても通り一遍の内容で、含蓄のある内容に乏しいからだ。以前は新聞をわくわくしながら読んだものだが、いまは違う。すでにほとんどの内容をインターネットで、しかも朝日新聞以外の情報まで読んでしまっているから、新味に乏しいのも致し方ない。

だから、最近では見方がかなり違ってきた。天気予報とテレビ欄を最初に眺めるのは、ちっとも変わらないが、この場合、見るのではなく、習慣的に眺めるだけであって読んではいない。だから日に何度か、その都度見直すことになる。特にテレビ欄の使用頻度は頻繁で、分厚い新聞紙をひっくり返すのは面倒だから、そのページだけ外しておく。ただ、普段一番多く見る機会が多い、NHK−BShiと千葉テレビは、島流しされたように、まったく別のページに組み込まれているから、厄介な思いをさせられる。

新聞の読み方で一番変わったのは、ルビ付漢字を探し出すことが優先順位となったことかな。連日掲載しているブログ「あうん」のネタ探しである。ルビ付漢字となると、氏名、地名がほとんどだから、事件や事故など社会面から、鵜の目鷹の目で探すことになる。しかし、難しい漢字や読み方を見つけるのはそうそうたやすくはない。なにせ、鈴木、田中、佐藤さんが圧倒的多数を占めているから、中々お目にかからないのだ。これまでもネタがなくて、何度、断念しようかと思ったことか。それでも何とか続いているのはアンテナを新聞記事や社会面以外にも広げたからだろう。

最近感じたことだが、意外にスポーツ選手に変った名前の持主が登場していることだ。これは大いに助かるね。あとは旅行や観光案内、旅行記などにしっかり目を通していくと、意外な地名が浮かび上がってくる。ネタが切れたときの奥の手は、任意に各市町村の郵便番号や住所案内から探し出す。仕分けの仕方が市町村によって異なるから、けっこう手間もかかるけど、思わぬ宝の山を引き当てることになる。先日も鬼怒川旅行のため、地図を見ていて、ついでに日光市の住所案内から、思わぬ地名を見つけ、拍手喝采したところだ。