◆アジサイ

ガクアジサイ

アジサイがちらほらと咲き出してきた。アジサイというと梅雨ってイメージが強いけど、カメラにとって雨は大敵だから、いくらアジサイと雨という情景と風情がいいとはいえ、ついつい敬遠してしまう。ショウブも同じ頃に咲き出すが、この二つが咲き終わると、花の世界も秋までは終焉の世界を迎える。せいぜい、タチアオイとかフヨウ、ムクゲなどが目を楽しませてくれるだけの侘しさとなる。

アジサイ(紫陽花)は、アジサイアジサイ属の植物の総称。学名はHydrangea、「水の容器」という意味。学名のままハイドランジア、原産地は日本である。最も一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイであり、日本原産のガクアジサイを改良した品種である。花の色は、アントシアニンの発色に影響を与える物質のほか、土壌のpH濃度、アルミニウムイオン量によって様々に変化する。そのため、「七変化」とも呼ばれる。

日本原産の最も古いものは、青色で、つぼみのころは緑色、それが白く移ろい、咲くころには水色、または薄紅色、咲き終わりに近づくにつれて、花色は濃くなっていく。「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。また漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花(ライラックか?)に名付けたもので、平安時代の学者源順がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったと言われている。(ウイキペデイアより)

アジサイの名所といわれるのは、鎌倉など郊外は別とすれば、都内では白山神社ということになる。これがまことにお粗末な代物で、せまい境内に取ってつけたような植栽ぶりで、「名物にうまいものなし」を地にいったようなていたらくだ。アジサイは種類も多いので、自分なりに種類によって、これはどこ、あれはあそこ、といった具合に写真を撮る場所を決めている。ノリウツギ、アマチャ、ガクアジサイアジサイ、西洋アジサイ、スミダノハナビ、カシワバアジサイ、そして、アナベルで終わりとなる。アジサイは散り際が汚いのが難点で、画竜点睛を欠くのがとっても惜しい気がする。