飛び地

奈良県の中に和歌山県の飛び地があるんだけど、その北山町は東牟婁郡に属しており、東牟婁郡西牟婁郡とともに南紀熊野地方を包含する大きな郡で、観光名所南紀白浜町、那智熊野町、漁港として知られた串本町捕鯨基地として有名だった太地町等が属している。
東牟婁郡北山町なんて聞くと凡そ縁のない地名だけど、この地を舞台に展開された小説とそれを映画化した[[大誘拐」という傑作によって、一躍全国区になったんだっけ。あの映画の主役を演じた都蝶々は素晴らしい存在感を見せつけてくれたっけなあ。

さて、全国唯一の飛び地でも有名な北山町の由来は次の通り。<和歌山県でありながら、三重県奈良県に囲まれ、和歌山県のどの市町村とも隣接しない特殊な位置にある北山村は、全国でも唯一の飛び地の村で、秘境と呼ばれる所以である。昔から良質の杉に恵まれ林業で栄え、伐採された木材は川を利用して筏によって新宮まで運ばれた。当時、北山村は人口の大半を筏師が占め、新宮木材業者と筏師は共存共栄、切っても切れない関係で成り立っていた。明治4年、廃藩置県で新宮が和歌山県編入された際、「新宮が和歌山県に入ったのならぜひ私たちも」との村民の意見を聞き入れ、、和歌山県編入された。>そうである。例えば、熊襲が先住民だったとか、忍者部落だったとかさあ、期待したんだけど、わりと当ったり前の理由だったんで、ちょっとがっかりだったなあ。