うたた寝

明け方近くまで起きていて、昼間うたた寝するのが日課になっている。窓を開け放ちクーラーは意地でもつけないから、目覚めると、汗でグッショリ、気分ははなはだよくない。「うたた寝」は転寝と書き、「春の海 ひねもすのたり のたりかな」っていう長閑さを感じさせる言葉だが、真夏のうたた寝地獄の一丁目みたいなもんだ。転と書いて「うたた」と読ませるが、「転」(うたて)という副詞は広辞苑によると、ドンドン進行して甚だしくなる様とあり、意味がまるで違う。「夢うつつ」などのように「現」(うつつ)という言葉から出た「現寝」(うつつね)から転訛下という説もある。どうやらのんびり昼寝も出来ない雰囲気になってきたなあ。