沖ノ鳥島

中国の排日デモは燎原の花火のごとく広がっていて、今後のに日中関係はどうなるの予測を許さないものがあるね。

こっちも最南端というのが解せないが、日本最南端の絶海の孤島、「沖の鳥島」も話題になっているようだ。中国政府がこの島を岩だと言い出したのが発端である。この島は長径4,5kmの珊瑚礁環礁の中に東小島、北小島の2島が浮かんでいる。ここが日本の領土か否かで、日本の排他的経済水域、つまり200カイリが大きく変わってしまうんだから、大きな問題だ。

テレビ報道を見てみると、これが島だとはとても思えない有様だったよね。満潮時に水面に顔を出す地上面と称する岩盤はわずか6cm足らず、半径25mをコンクリートで固め、その上下左右をチタン製の枠でがっしりと覆い、その外側を鉄製の消波ブロックで固めてある。10年前には5Mぐらいは地上に顔を出していたが、激しい波に侵食されて、いまじゃあ、これっぽっちになってしまい、いずれ水中に没するのは時間の問題となりそうだから大変だね。

この島と称する物体「沖の鳥島」は日本とグアムをつなぐ日米軍事同盟軍にとっては重要なポイントだが、一方、中国にとって経済バブル到来で、地上資源の枯渇から、その目が海に向きつつある。「尖閣諸島」にしろ「沖の鳥島」にしろ、この中国バブルと決して無縁ではない。中国のバブル倒壊が先か、沖ノ鳥島が波のバブルで消え去るのが先か、誰にも分かんないよなあ。