木星

ギリシャ神話に登場する神々はローマ神話になると、ガラリと変わった名前で登場することになる。
ゼウス→ジュピター、ヘラ→ジュノー、アフロディテ→ヴィーナス、アポロン→アポロ、アテナ→ミネルヴァ、エロス→キューピット、ヘルメス→マーキュリー、ポセイドン→ネプチュ−ンといったわけだ。

カオス(混沌)から生まれた、大地ガイアと天空ウラノス
ティタン戦争の勝利者ゼウスは神々の王、全能の神だった。
ギリシャの神々はとっても人間的なのが面白い。
いや、人間以上に人間的で、神様のくせして嫉妬深かったり、意地悪だったりと、とても品行方正とはいえない。
まるで人間の多様な性格のうちの、一つの部分を取り出して、極端化しているようである。

星の世界では、水星→マーキュリー、金星→ヴィーナス、火星→マース、木星→ジュピター、土星→サターン、天王星→ユラヌス、海王星ネプチューン冥王星→プルートとなって、ローマ神話で活躍する神々の名前から取られている。

ミュージカル「ヘアー」で歌われたアクエイリイアス(水瓶座)を熱唱した「フィフス・デイメンション」が曲中で盛んにジュピター&マースと歌っていたのが妙に印象に残っている。