◆天長節

隅田川

相変わらずのいい天気、まさに旗日に相応しい。きょうは、あまり馴染みがないけど、天皇誕生日なんだってねえ。童顔の陛下だから、とても若く見えるけど、76歳になられるんだってねえ。背中が丸くなり、頬が異常にふくらんできて、顔色も不自然に赤く見える。内臓関係に問題がありそうな気がするね。コチトラ、長い間昭和の時代を歩いてきたから、天皇っていうと、どうしても昭和天皇のイメージが強い。その在位期間が余りにも長過ぎたから、現在の天皇は皇太子というイメージが強すぎて困る。

あの素晴らしい美人だった美智子様もすっかりふけて、すっかりおやつれになって、画面で見ていても痛々しい。戦後を代表するアイドルだっただけに尚更だ。羽毛田宮内庁長官の政治介入うんぬん発言の件、いくらコチトラが皇室贔屓でも、小沢幹事長と同じように、出過ぎた真似をするなっていいたいね。だいたい、あの長官、皇太子に対しても小生意気な苦言を呈しやがって、それもわざわざ記者会見まで開いて。ああいう発言が天皇一家にさらなる亀裂を走らせるっだろうなんて、ダレだって分かるのに。

なんで厚生省の次官まで上り詰めたロートル宮内庁長官に抜擢したのか、その辺も分からないが、あんなの、さっさと更迭してしまえば良かったのに。だいたいが当初やたらと威勢の良かった鳩山政権も、いざとなればすっかり官僚に取り込まれてしまい身動きできない有様。宮内庁長官も然り、藤井財務相を薬籠中にしてしまった財務次官、主計局長、長妻厚労相赤松農水相を手玉のように操っている高級官僚たちを、当初の意気込み通り、伝家の宝刀を振るってバッサ、バッサとなぎ倒しでもしなければ、国民の喝采なんて浴びられっこない。論功行賞で大臣についているロートル大臣を一掃して、来年早々にでも内閣改造に取り組まなくては、鳩山内閣は持つまいね。

内閣の顔ぶれを見ていると、いずれも小沢幹事長とは一線を画す面々が閣僚の一角を占めている。むろん僚友羽田派や横路派、旧民社党系列からは選ばれているが、主要閣僚ではないし、ましては小沢派からの入閣はまったくない。組閣に当たって鳩山首相が独走してしまったツケが、いま内閣の命運を大きく左右しつつある。その一方で、小沢幹事長が党を完全掌握し独裁下の道を歩みつつあるのが懸念される。なにせ、名うての立て直し屋であるとともに、名うての壊し屋でもあるからだ。