◆インフルエンザ

アカトンボ

去年は例年より2週間遅かったが、今年は2週間も早くなった。四国では学級閉鎖も始まったという。インフルエンザの流行だ。普段、豊洲病院にしかいっていないから、インフルエンザ注射を頼んだら3週間後といわれ、昨年もそうだったから、当然のように受け止めていた。ところがにょうぼは通っているクリニックに照会し、いつでもいいですよとの返事で、さっさと注射を済ませてきた。にょうぼの薦めもあって、近くの医院に出掛け、注射を済ませてきた。やれやれ、これで一安心、だが一体どうなってんだろう、大病院の体制っていうのは。あったまに来ちゃったよ、まったく。

今年の半分を棒に振ってしまったのは、元はといえばインフルエンザにかかったこと。それで、タミフルを打たれ躁状態になって転倒、腰を痛め、救急車で知らない病院に運ばれ、退院後、整形外科で調合された消炎剤で下血し、再度担ぎ込まれた豊洲病院で胃潰瘍と診断され、即刻内視鏡による手術を受けた。退院後も体調は一向回復せず、食欲減退、体重の激減、意欲の喪失、それらを取り戻すのに半年もかかってしまった。そんな1年だったから、インフルエンザに対する恐怖心は人並み以上に強い。

ここにきてようやく心身ともに回復したので、採血による検査結果を楽しみにしていたが、主要数値は軒並み悪化していた。医師によれば、だから言ったでしょう、体重が減るのはちっとも悪いことじゃないって。体調がよくなれば、どうしても過剰なカロリーを摂りすぎる。だから、多少歩いたって取り戻せないんです。やれやれ、体調を取り戻して喜んでいたら、数値は逆に悪くなるっていうんだから、ほんと世の中うまくいかないもんだねえ。だけど、せっかく体調も戻ったんだから、マイペースでやるしかない。それで数値が悪けりゃ、断食でもするか。