あるある

フジテレビ系で放送の情報番組「発掘!あるある大事典2」(日曜、後9・00)で、納豆のダイエット効果を紹介した内容にデータの誇張があったことが20日、分かった。制作した関西テレビが公表したもので、実際には行っていない実験データを放送。放送後には、視聴者が納豆を買い求め、売り切れが続出するブームが起こっていた。21日の同番組は放送休止で、人気番組がこのまま打ち切りの可能性もある。

関西テレビによると、米国の研究などをもとに「納豆にはダイエット効果がある」と紹介した内容はほとんどがでっち上げだった。番組内で「納豆を食べた被験者の中性脂肪が正常値になった」と放送したが、数値測定は行っていなかった。また、米テンプル大のアーサー・ショーツ教授の発言として「日本の方々に身近な食材でDHEAを増やすことが可能です」と、日本語訳コメントを勝手に付けたなど、改ざんは5カ所にわたった。12日に一部報道機関から取材があり、調査して不正が発覚した。
ふざけた話だよねえ、健康ブームやダイエット・ブームに悪乗りした詐欺行為みたいなものだね。納豆そのものは、この番組でなにもお節介にやってくれなくたって、十分栄養食品として認識されているのに、これじゃすっかり悪者になってしまいそうだ。まあ、お陰で納豆の売切れなんていうバカげた現象もなくなるわけだけどね。どんな食品だってバランスよく食べるべきで、納豆だけ食べていいはずがないのにね、
郡山の農家がトマトの収穫時期を迎えていた。3種類のかごに分別していたので、その基準を聞いてみた。1、大きくて粒ぞろいで外観の綺麗なもの、2、大きいが外観が悪くて、一部虫食いなどがあるもの、3、サイズがバラバラで虫食いが多くて品質が悪いもの、ということだった。

分別したトマトの出荷先と値段について聞いてみたら、思わぬ返事が返ってきた。粒が揃って綺麗なのはスーパー向けで値段は相場で安いよね。少し外観が悪いものは自然食品向けで値段は一番高いよ。多少は虫が食っている方が自然食品らしいだと。笑っちゃうね。こっちの虫が食っているものはカゴメ向けで、トマトジュースやケチャップになるんだと。値段は一籠いくらで、廃棄処分費だね。

以上「青のアトリエ」主宰者の経験談である。自然食品なんてブームになっているけど、こういう実際の現場の話を聞くと、その中身なんていい加減なものだって思うよね。一番いいトマトが安いくて、虫食いが高いなんて、流通業界が主体性のない消費者を巧みに操り、明らかに価格操作を行っているのが分かる。