惰眠

日向ぼっこ

眠りを表現する言葉もたくさんあるねえ。うとうと、うつらうつら、こっくりこっくり、居眠り、舟を漕ぐ、転寝、ひと寝入り、まどろむ、寝付く、寝入る、寝込む、安眠、熟睡、空寝、眠りこける、白河夜船、午睡、惰眠を貪る、まんじりともしないなどだが、まんじりともしないだけは経験したことがない。

ことわざでも「早起きは三文の得」って経験は早起きなんてしたことがないから、まったく意味が分からないけど、「春眠暁を覚えず」は春夏秋冬、季節に関わらず毎日のことだし、「宵っ張りの朝寝坊」は、毎日ありがたく実行させてもらっている。そうそう、寝ぼける、寝溜め、夢うつつ、夢心地、夢幻なども入れなくちゃあね。そしてドンジリに控けーしが、ってことになると、「寝しょんべん」ってことになるんだろうなあ。

この寝る、または眠るってことは、楽しむっていう言葉に置き換えることができそうだ。楽しむって言葉は、かいつまんでいえば、好きなことをして愉快な気持ちになるってことだが、さしあたては眠ることは最大の愉悦、悦楽、快楽、享楽、逸楽、道楽、娯楽、歓楽、法楽、慰み、気晴らし、膝伸ばし、一興、命の洗濯、曲肱の楽しみ、壺中の天地っていうことになるんだろうなあ。